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登坂力とスタート力が最強の電動アシスト自転車が登場!|500WモーターのEVEREST XING「CITY Plus」

500Wモーターで最大登反力51%(27度)のトルクがを持つ、EVEREST XING 「CITY Plus」。


Acalie の集大成、EVEREST XING の特定原付「CITY」は、登坂力や加速パワーがトップクラス。「CITY」と同じフレームやモーターを使い、電動アシスト自転車にしたのが「CITY Plus」だ!


Reporter:近藤スパ太郎 (電動モビリティ伝道師) Profile Page
環境問題をテーマにした番組パーソナリティを担当して以来、環境問題全般に興味を持つ。各国をバイクで旅をし、電動バイク・電動モビリティの近未来も追っかけている。


「CITY Plus」は電力のみで走る特定原付がベース!

電動モビリティ追っかけマニアの近藤スパ太郎です。電動モビリティは、最先端の技術を投入する車両が次から次へと登場して目が離せません!

AcalieのオリジナルブランドEVEREST XING から、ノウハウを結集した集大成の特定原付「CITY」が登場しました。「CITY」にペダルを付けて電動アシスト自転車(電アシ)に仕上げたのが今回紹介する「CITY Plus」です。

定格出力500Wのモーターを搭載し、アシストがとてもパワフルで、急な坂道や重い荷物を積んでも楽々走行ができる自転車です。


EVEREST XING「CITY Plus」(電動アシスト自転車)

ペダルが着いた電動アシスト自転車の「CITY Plus」
販売価格は、17万6000円(税込)



こちらは特定原付の「CITY」です。

ペダルが無くフル電動で走る特定原付「CITY」
販売価格は、19万8000円(税込)



「特定原付」とは、ペダルが無くフル電動で走る最高速度20km/h以下の新モビリティのことで、16歳以上であれば免許不要で乗れる今話題の乗り物です。ナンバー登録や自賠責保険の加入が必要ですが、漕がずに走る快適さが人気です。
※特定原付「CITY」の記試乗インプレ記事


「CITY」は登坂性能や加速パワーが特定原付で最強な車両で、「CITY Plus」には同じ特性を持つモーターが搭載されています。

またこれらEVEREST XING「CITY」シリーズは、シェアリングサービス導入車両としても開発されたため、防水性やフレームの耐久性が高い丈夫な作りで、長く愛用できることをアピールしています。

Acalieシェア「enjoy」https://acalie-enjoy.jp/


CITYシリーズでは、ブランド名のEVEREST(エベレスト)の雄大さをイメージした、高級感ある3色カラーをラインナップしています。


「EVEREST XING」は日本ブランド

「EVEREST XING」は、COSWHEELやRICHIBITなど複数の海外ブランドの電動モビリティを扱う株式会社Acalie(本社:愛知県名古屋市)の自社ブランドです。つまり、もっとこんな車両があったら良いのに…を実現したのが、世界最高峰の山「エベレスト」の名を持つEVEREST XINGです。

最新の「CITYシリーズ」は、累計3万台以上の販売ユーザーの声をもとに設計・開発され、2025年7月1日にAcalie集大成のモビリティとして発表されました。(予約発売は8月1日を予定)

安全基準を満たしていない車両も出回っていますが、Acalieが扱う特定原付車両は全て国土交通省の「性能等確認制度」の安全基準をクリアした車両で、電動アシスト自転車も国家公安委員会発行の「型式認定TSマーク」を取得しています。


「CITY Plus」には、拘りが沢山投入されている!

■「CITY Plus」の特徴をざっくりと…
・スタイリッシュで跨りやすい
・パワフルな後輪駆動モーター
・登坂性能スゴい!
・航続距離が長い(最大150km)
・20インチタイヤで安定走行
・サドルに高密度スポンジ採用
・IPX6の高い防水・防塵性能
・堅牢性高く、長く愛用できる

などなど・・・。


ダウンチューブを極力低くして、女性や小柄な方も乗り降りしやすいフレーム形状に拘ったそうです。脱着可能なバッテリーをダウンチューブの中に収め、スッキリしたお洒落なデザインに仕上げています。


「CITY」シリーズがパワフルな理由はモーター。後輪のハブにある黒い筒状の物が、インホイールモーター(ハブモーター)で、つまり後輪駆動の車両なのです。

電動アシスト自転車のモーターは250Wが多いですが、低速で高トルクを発揮する特性を持つ特定原付の「CITY」と同じ500Wのモーターを電アシ規格に変更しています。そのため加速が良く、登坂能力も51%(27度)を誇るのです。

変速ギヤは無く、モーターのアシストレベルを3段階から選べます。

試乗インプレッションは、後でお伝えしますね。


シンプルなハンドル周りで、ハンドル右手元にヘッドライトのスイッチがあります。中央に付いているスマホホルダー、フロントバスケットは標準装備なので嬉しいですね。


アシストパワーやバッテリー残量、速度、走行距離などが見やすい液晶メーター。電源起動やアシストレベルの切り替えは、メーター左側のボタンで行います。


ハンドルは左右それぞれのパイプがヘッドチューブに溶接されている、ちょっと変わった形状です。フロントバスケットは浅めで小さく見えますが、取材機材、熱中症対策のドリンクが5本、PCや着替えが入った40Lの大きなリュックもすっぽり入りました。


この写真は特定原付ですが、車載性能スゴイですよね?
見て頂きたいのが、ハンドルを切ってもフロントバスケットは正面を向いている点です。一般的な自転車は、フロントバスケットをハンドルポストに取り付けるためハンドル操作と連動し、重い荷物を積むとハンドルを取られてしまいます。

しかし「CITY」はフレームに取り付けるているため、ハンドル操作と連動せず、常に正面を向いたまま。
重い荷物を積んでも、ハンドルを取られにくい構造です。

それと、サイドスタンドって傾斜や強風で倒れてしまいますよね。「CITY」には台風でも極めて倒れにくい設計のセンタースタンドを採用しています。こんな重い荷物を乗せたまま駐輪しても、とても安定して自立します。

細かな点まで拘っているなぁ…と感じます。


足まわりは、前後にメンテナンス不要のアルミ製キャストホイール、20インチのタイヤ、耐久性の高いドラムブレーキを採用しています。
20インチは、一般的な子供乗せ用の電動アシスト自転車と同じで、低重心設計で走破性や走行安定性が良く、駐輪ラックにも止められます。


お尻が痛くなりにくい肉厚な高密度スポンジを採用したサドル。高さ調整はシートポストに身長サイズのメモリが書かれていて、大きなクイックレバーで操作が楽々です。高価なサドルは盗難が多いのですが、シートポストが抜けない盗難防止構造になっています。
適応身長は150cm~190cmほどで、最大荷重は100㎏です。


LED製のヘッドライトとテールランプは、夜間だけでなく日中でも明るいため、常時点灯すれば事故防止にもなります。



試乗してみた!

モーターのアシスト力がスゴイです!



先ずは電源起動から……

メーターのMボダン長押しで、電源をON!
モーターのアシストレベルが3段階あり、+-ボタンで選択します。


まずは一番下のアシストで走ってみますが、とても力があってスタートが楽々! すごいなこれ!
一番上に切り替えてみると、なんだこのアシスト力と加速は!? と、もう異次元の世界。

「これ凄くないですか? 電アシの規格に適合しているんですよね?」と、Acalieのスタッフに聞くと、『はい。ちゃんと試験を受けてTSマークを取得してますから!』。

電アシ規格ですので、時速10km/hを超えるとアシスト力は徐々に減少し、24km/hになるとアシスト力はゼロになります。


それでも漕ぐ人力パワーに連動して、500Wのモーターパワーのアシストをもの凄く感じます。
後方から押されて進む感じがするのは、後輪駆動式だから…なのだと思います。

パワーがあるからと言って、危険に感じるようなパワーではないです。
あくまでも走行をアシストしてくれるパワー。

なので、曲がり角やカーブでも怖さや危険は感じません。
むしろ立ち上がりからペダルを漕ぎ始めると、モーターを積んだ後輪が着実に路面をグリップしていることを感じます。


重い荷物を積んだ時、子供を乗せてた時、買い物の重い荷物を乗せた時。
あぁ~疲れたなぁ。 自転車で帰るのいやだなぁ~! となる時。
急坂を登らなくてはならない時……

最強の自転車だと思います。


残念ながら急坂走行シーンの写真が無いのですが、かわりに特定原付「CITY」でのシーンをご覧ください。

※この試乗車はプロトタイプ車両で、赤は販売車には無い色です

特定原付は、モーターの力のみで走る車両です。こんな激坂では途中で速度が落ちたり、最後まで登れない特定原付も多いのですが、「CITY」は速度が落ちることなく、最後までグイグイ登ってしまいます。それどころか急坂の途中で停止させても、楽々と再スタートします。

登坂能力51%(27度)の性能を受け継いだ「CITY Plus」では、さらに人力で漕ぐハイブリッドパワーになります。急な坂を登る楽々さは、電アシの中でもトップクラスです。

そして激坂の下りは、走行が不安定になりがちですが「CITY Plus」は、ブレーキを掛けながらでも安定した走行を維持して下ることができました。 20インチタイヤを採用した低重心設計と、高い剛性のフレームの恩恵だと思います。


航続距離は約150km!

48V 13.2Ahの大容量のバッテリーは、車体に搭載したままでも外しても充電が可能で、約6時間でフルチャージ。バッテリーはロックできるので、盗難の心配がなく、3.8kgと軽いので持ち運びも楽々です。

体重や荷物の重さ、坂道をどのくらい走るのか……によっても異なりますが、バッテリーは約150kmも持つそうで、「いや、そんなに要らないでしょ!」と思わずツッコミたくなる優秀なスペックです。

航続距離60kmを誇る「CITY」のバッテリーを活用している恩恵ですね。


家族それぞれのライフスタイルに合う万能自転車!

スタイリッシュな車体で、特定原付ゆずりの登坂能力と加速性能を持つ「CITY Plus」は、とても快適でした。


大手家電量販店で「CITY Plus」の試乗体験会があり、参加した人達にインタビューしました。
・お洒落でいい
・パワーがあるのに恐くない
・フレームが低くて乗り降りしやすい
・家が山の上なので坂が登れていい
・サドルが座り心地が良い
と、皆さん「CITY Plus」の開発ポイントを高評価していました。


IPX6の高い防水・防塵性能と防錆性と、シェアリングでの使用にも耐える高い堅牢性を持つ「CITY Plus」は、ライフスタイルに合わせてリヤキャリアや、チャイルドシートのオプションも用意されています。


スタイリッシュなチャイルドシートは日本のOGK技研製。自転車先進国のオランダでデザインされ、欧州の品質基準と日本の強度基準クリアしているのUrban Ikiのリヤシート(9ヶ月〜6歳未満、適応体重9〜22kg)を、チャイルドシート付きモデルとしてラインナップしています。

リヤキャリアは 1万1000円ですが、実は2025年8月31日までの先行予約キャンペーンで、リヤキャリア、メーターディスプレイカバー(2200円)、2年延長保証(8000円)の 総額2万2000円相当がプレゼントされます。



さて、漕がずに走るフル電動の特定原付の「CITY」とどちらが良いか…と迷う方もいると思います。
特定原付は道交法で子供乗せができない為、子供を後ろに乗せる方は「CITY Plus」の一択になります。また16歳未満の方は特定原付は乗れません。

それでも漕がずに走る快適さが特定原付「CITY」のメリットです。
ぜひ比べてみて下さいね!
※私スパ太郎の「CITY」のインプレッション記事
最大登坂角、加速トルクNO.1の特定原付が登場!|EVEREST XING 「CITY」のスパ太郎インプレッション!



■EVEREST XING 「CITY Plus」Specifications
※車重は記事公開時の最新数値です
区分:電動アシスト自転車
車両型式:CITY 1.0
型式認定番号:交N25-78、交A25-73
本体価格:ベーシックモデル 176,000円(税込)
     リアキャリアモデル 186,000円(税込)
リアチャイルドシートモデル 198,000円(税込)
車体サイズ(全長×全幅×全高):1,610×555×1,100㎜
車両重量:約26.5kg
航続距離:100㎞ ※荷重や気温、走行状況により低下する場合がございます。
モーター定格出力:500W
最大登坂能力:勾配約51%(27度)
最高速度:24km/h
最大荷重:100㎏
適用身長:150cm~
バッテリー:リチウムイオンバッテリー(13.2Ah/48V 約3.8kg)
充電時間:6時間
タイヤサイズ:20インチ
制動装置形式:前後ドラム式ディスクブレーキ


■Acalie EVEREST XING 「CITY Plus」公式HP
試乗体験会情報もこちらから
https://everestxing.jp/cityplus.html

■Acalie HP
https://ali-jp.com/


【了】

※Acalieの他の電動モビリティ試乗記事
電動キックボードEVEREST XING EX15 PRO|最新の電子制御技術で上り坂、下り坂が最強だっ!
ハニカムタイヤを履いた最強コスパの電動キックボード|RICHBIT「ES2 PRO」
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この記事を書いた人
◇ MC・パーソナリティ・俳優 ◇ 趣味:二輪車・電動バイクの試乗 ◇ 埼玉出身・東京在住 ◇ 環境問題パーソナリティ
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