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これは楽しい! 20車種以上の電動モビリティが体験できる「eモビリティパーク東京多摩」(イオンオンモールむさし村)が楽しめる理由!

初心者でも楽しめる 「eモビリティパーク東京多摩」

電動モビリティは最新技術や最新機能を投入した車両が次から次へと登場して目が離せない。’24年11月に東京のむさし村山イオンモールにOPENした、複数の電動モビリティが体験ができる、日本初の施設「eモビリティパーク東京多摩」が今人気だ!


Photo :高橋進
Reporter:近藤スパ太郎 (電動モビリティの魅力伝道師) Profile Page
環境問題をテーマにした番組パーソナリティを担当して以来環境問題全般に興味を持つ。普段の移動はバイクが多く、電動バイク・電動モビリティも追っかけている。
Apparel :KUSHITANIマンクスカフェポートダグラス

イオンモールで1枠20分、200円で試乗体験可能!

写真に無いバイクもあります。その数約20車種!


約20車種から選べる!
・1枠20分
・1枠2台まで
料金200円!
手ぶらでOK
・初心者もOK


“電動モビリティの乗車体験”ができる「eモビリティパーク東京多摩」が、昨年(’25年)11月29日に「イオンモールむさし村山」つむぐひろば(東京都武蔵村山市)にオープンしました。

電動モビリティの魅力を 乗り比べて試乗体験できる日本初の施設で、ラインナップは約20車種もあります。

ボクは「eモビリティパーク東京多摩」の楽しさにハマってしまい、リピーターの一人です。

電動モビリティを知り尽くしたスタッフが、車両選定、乗り方などを教えてくれます。 「電動モビリティは気になっていたけど、まだ乗ったことがない…」という方も、購入前にココで試乗体験が可能です。



約20車種から選べる!

16歳以上は免許不要で乗れる話題の電動キックボード(特定原付)、座って乗れる特定原付。
原付以上のバイクは対象の免許が必要ですが、通勤や通学で使えるコミューターやレジャー用など多種多様な電動モビリティを揃え、20分以内なら2台まで乗り比べが可能です。

カワサキのニンジャe-1やBMWのCE02、ホンダのデリバリー用3輪バイク ジャイロe: もあるんです。

カワサキ ニンジャe-1(原付二種)
BMW CE02(軽二輪)
ホンダ 3輪バイク ジャイロe:(原付一種)。デリバリーだけでなくレジャーでも活用できる



初心者でも楽しめるノウハウを投入!

受付けすると、先ずは安全講習の座学。動画を見て電動モビリティの特徴や、交通ルールを学びます。

プロテクターやグローブ、ヘルメットを装着! レンタル費用は200円の中に込みこみです!
靴は自前ですが、あればくるぶしが隠れる靴を推奨です。 ボクはKUSHITANIのツーリングブーツを履いて行きました!

車両選びは、スタッフがアドバイスしてくれます。
ですが初めて乗る方は、免許が必要ない特定原付から…を薦めている様です

ボクも特定原付から乗りました。

操作方法もスタッフが丁寧に教えてくれる


ハローサイクリングのシェアリング でも使われている、特例特定小型原動機付自転車(以下特定原付)「電動サイクル」の市販モデル、glafit「NFR-01PRO」を選びました。
乗ったことはあるのですが、この施設で試してみたいことが有るのです。

一見、自転車の様にも見えますが、漕ぐ機能はなく、後輪にインホイールモーターを搭載し、スロット操作のみで走る特定原付です。

右グリップの内側がスロットル。レバー式とは異なり繊細なスロットル操作が可能です。


体験試乗、スタート!

先ずは練習エリアを走行。スタッフが近くで見守ってくれて、発進や停止などの基本操作に慣れて、操作に自信がつくまでしっかりサポートしてくれます。


練習エリアで車両に慣れたら、いよいよ外周路へ!

外周路には道路の段差、坂道や障害物の回避など、実際の路上を想定した障害物が再現されているコースがあり、安全運転のポイントを学べます。

そう、ボクが試したかったのはコレで、「NFR-01PRO」での走破性能はどうなんだ?と、この施設なら安全に体験できるのです。

ハンドルは取られますが、でも想定以下のふらつき。写真の様な段差の連続でも安定した状態でコントロールできました。14インチのタイヤを履いたglafit「NFR-01PRO」、なかなか走破性高い印象です!

側溝や、金属製の坂も走行。実際の道路では特に雨天時は滑りやすい路面を再現していますが、試乗ではスムーズに走れました。

連続した障害物もスムーズに走り抜け、「NFR-01PRO」の乗りやすさと魅力を堪能!



さて、まだ20分経っていないので、2台目の試乗体験。

TROMOX「MINO」(トロモックス ミノ)を選びました。
この車両の特徴は、イタリアでデザインされた電動ミニモト(製造は中国)。

小型のバイクですが、人間工学を取り入れた設計で乗りやすさを追求しています。またセンターモーターを積み、前後の車重バランスの良さを考えた設計で、ちょっとしたスポーツライドも可能な、原付一種の電動バイクなのです。

あっ、ですが「eモビリティパーク」は、試乗体験施設なので、施設内でスピードを出すことは出来ませんので、あしからず。

センターモーターのパワーはチェーンで後輪に伝わる



さて、意気揚々と走り出してみると……

あれれ!? と思わず足を着いてしまう。

乗り心地、重さ、操作性がさっきの「NFR-01PRO」とは全く違うのです!

特にハンドル切れ角が小さく、「NFR-01PRO」の感覚で走るとハンドルを目いっぱい切ったフルステア状態になってしまい、曲がれないのです。

路上の段差もスピードが乗っている時は問題ないのですが、この先は直ぐに左折するコースになっていて減速操作も必要。最初はゆっくり走ると、バランスを崩しました…。

ですが、何周か走ると「MINO」の車両特性にも慣れ、先程の障害物も楽しく走れる様になりました。

コーナリングやハンドルを切る時は、少し車両を倒すことで、スムーズに走行できます。

施設内でスピードを出すことは出来ませんが、やっぱり「MINO」の方が人馬一体感があり、バイクを操縦している感覚が強いです。

きっと街中ではもっとスポーツライド風を感じられるのだろうな…と、「MINO」が持つ車両特性を楽しむことができました。


障害物が連続のパイロン走行も、もうMINOに慣れたので楽々走行!


ところが、MINOを降りて直ぐにもう一度「NFR-01PRO」で走ってみると、うわわわわっーー!

ボクのバランス感覚がMINOになってしまってるので、車両を倒し込み過ぎてバランスが変な風に……(笑!


同じコースを、異なる車両で続けて走行すると、それぞれの車両が持つ得意なこと、不得意なことが比較できました。

ねっ。こんな風に2台を同時比較できるので、ボクの探求心は尽きず、また「eモビリティパーク」に行ってしまうのです。

丁寧に教えて下さったスタッフさん、ありがとうございました。

試乗体験終了後は、余韻を楽しみながらスマホアンケートに回答。


施設はイオンモール内にあるので、家族や友人と買い物や遊びに行った時に「eモビリティパーク東京多摩」も体験しては如何でしょう?

1枠20分ですが、空きがあれば複数枠も可能。土日祝は枠が埋まってしまう可能性があり、事前に予約した方が良いかも知れません。

さてと、次は何に乗ろうかな…!

eモビリティパーク東京多摩
住所:東京都武蔵村山市榎1丁目1-34イオンモールむさし村山つむぐひろば
営業時間:11:00~18:00
定休日 :毎週月曜-火曜日(祝日の場合は営業、翌日休み)
体験料 :1枠220円(20分) ヘルメット・プロテクター費用込み
店舗HP :https://emobilitypark.jp


参考:東京都は「ゼロエミッション東京」の実現に向けて、2035年までに都内で新車販売される二輪車を100%非ガソリン化することを目指しています。「eモビリティパーク東京多摩」は二輪車の非ガソリン化に向けた先駆的取組「e-モビリティ等利活用促進事業」の一環として、都が支援するe-モビリティ体験サービスです。電動モビリティを知り尽くした株式会社キズキが施設を運営しています。
今後、車両のラインナップは増えたり、変更になる可能性があります。

今回体験試乗した車両

■glafit「NFR-01PRO」(特例特定原付)
Specifications
●全長×全幅×全高:1300×560×1080mm(折り畳み時:1300×320×720mm) ●シート高:クイックレバーで調整可能 ●車体重量:24kg ●原動機:インホイールモーター ●定格出力:0.5kW ●最高速度:20km/h(6km/hの切り替えあり) ●一充電航続距離:約46km ※1 ●登坂力:30%●駆動用バッテリー:リチウムイオン電池 ●バッテリー電圧/容量/充電時間:48V/9.6Ah(0.346kWh)/約5h ●ブレーキ:F・R/機械式ディスクブレーキ ●タイヤサイズ:14×2.125
※1 体重約60kgのライダーが乗車しサーキットコース走行で測定

■販売:glafit
公式HP:https://glafit.com/



■TROMOX 「MINO」(原付一種)
Specifications●全長×全幅×全高:1500×725×925mm ●シート高:680mm ●車体重量:69kg ●原動機:センターモーター ●定格出力:0.6kW ●最大出力:2.5kW●定格トルク:6.3 N・m ●最高速度:45km/h ●一充電航続距離:90km(※) ●登坂能力:15度 ●駆動用バッテリー:リチウムイオン電池 ●バッテリー電圧/容量/充電時間:60V/31Ah(1.86kWh)/約7.5h ●ブレーキ:F・R/油圧式ディスクブレーキ●タイヤサイズ:F90/90–10/R100/80–10
※ 体重75kgのライダーが時速30km/h、気温26°Cで平地走行した場合のXEAM実測値

■販売:XEAM
公式HP:https://www.xeam.jp/


【了】

この記事を書いた人
◇ MC・パーソナリティ・俳優 ◇ 趣味:二輪車・電動バイクの試乗 ◇ 埼玉出身・東京在住 ◇ 環境問題パーソナリティ
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