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スパ太郎の盗難バイク奪還記(第5回) ”「ブラックバード」の窃盗の現場を、ニアミス逃してしまったか…!?”

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都内で盗まれ、タイで発見されて取り戻したXR-BAJAで、日本縦断ラリーに参加しました!


Reporter:近藤スパ太郎
趣味:オフロードバイク/自転車/電動バイクの試乗
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【実録・近藤スパ太郎の盗難バイク奪還記!】東京で盗まれたボクのバイクがタイで発見された!!  過去記事 ⇒ スパ太郎の盗難バイク奪還記アーカイブ からご覧ください


そんなに近くでバイク窃盗が行われたの!?

番組スタッフとパトロールをした翌日の昼過ぎ、近所のバイク屋から電話が掛って来た!

「スパ太郎さん、パトロールは始めたの?」

『はい。一昨日から始めて、昨夜は番組スタッフも一緒でした。それがいるんですよ! バイクを物色している怪しい人物が! 昨夜はスタッフも一緒に怪しい人物を発見して追いかけてました。でもバイクを盗む事はなく、新聞配達が動き始めたら走り去っちゃいました…』

「そっかー。やっぱりそういう実態があるんだね…。」

『やっぱりバイクは狙われていると思いますよ。警察に言っても他人事で、全く関心は持ってくれないですね。”バイク盗難は少年の犯行だ”って、所轄の副所長クラスの方でも思っているみたいだし、ライダーがバイクを盗まれない様に、高い意識を持たないとダメかも知れません…』

「そうなのかー。 いや実はねぇ、昨日うちで納車したブラックバードのオーナーさんなんだけどさ、今朝、バイクが盗まれた…って連絡が来たんだよ。」

『えっ? 昨日納車されたバイクが、もう盗まれた…って事ですか?』

「そうなんだよ、その盗難された場所がスパ太郎さん家から近そうなんだよね…」

『えーーっ! そうなんですか!』

お客様の個人情報だから場所は詳しくは言えない…としながらも、「何か情報持ってない?」と、ボクにすがる気持ちがヒシヒシと伝わってきたのです。

「ブラックバード」が盗まれた状況はこうだ!

「ブラックバード」とは、1,137ccのエンジンを積み、当時のホンダの先進技術を結集し開発した、ホンダのフラッグシップモデル「CBR1100XX」の事で、ペットネームが「Super Blackbird」(スーパーブラックバード)と言うのです。

つまり、1,100ccの 大型のスポーツバイク!
コレです

参照:ホンダ「CBR1100XX」2001年モデル


人が写っていない写真なので、バイクの大きさが分かり難いですが、けっこう大きなバイクです。
色は黒の他にも、シルバーもあります。

※ホンダ「CBR1100XX」について、もっと詳しく知りたい方はコチラを参照下さい
ホンダ「CBR1100XX」 ホンダの公式リリース


盗まれたブラックバードは、このような状況だったらしい…。

・昨日の夕方、バイク屋で新車の納車引き渡し
・納車後、ブラックバードに乗って友人宅のマンションへ!
・マンション前の歩道にU字ロックをして駐輪
・今朝になったら、バイクが無くなっていた…


甲州街道(R20)に面したマンションで敷地内には止められず、マンション前の甲州街道の歩道に、U字ロック付けて止めたそうだ。「幹線道路で深夜でも交通量もあって人目もある。まさかこんな場所でバイクが盗まれるとは想像していなかった」と、ブラックバードのオーナーさんは言っていたそうだ。


『えーーっ! その場所、ボクらが昨夜パトロールしていた直ぐ近くですよ。ボクらは甲州街道には出なかったですけど、バイクのシートをめくったり、バイクのデータ収集をしているような行動の怪しい人物を追いかけて、そのマンションの裏側の200m~300mくらいのエリアにはいました。でもその人がバイクを盗む事はなく、他に怪しい人物とも遭遇はしなかったですね。』

「スパ太郎さんが言っていたのと同じく、警察に届けたら「少年の犯罪でしょうね」って言われたらしんだよ! ハンドルロックをしている上に、U字ロックもしているんだから、少年が動かせる筈ないだろ! ってお客もブチ切れたらしいよ。」

ブラックバードで再認識した、プロの犯行!

「ブラックバード」は車重が256kg以上ある。ハンドルロックをしている…というコトは、ハンドルを切った状態でハンドルを固定して施錠しているので、押して真っ直ぐに進む事は不可能だ。

ましてやU字ロックをタイヤに掛けていたのなら、動かす事すら難しい。 この状態のブラックバードを動かすとしたら、3パターンしか考えられない。

①U字ロックとハンドルロックを壊してバイクを動かす

②ハンドルロックがされている状態なら、前のタイヤを台車などに載せてバイクを動かす必要がある (後輪にU字ロックがされているなら、前後のタイヤを台車に乗せる必要がある)

③ユニック等のクレーンでバイクを釣って動かす

①②③どのパターンでも、エンジンを掛けてバイクを自走させて持ち去る事はできないので、バイクを積める車両も必要。 ハンドルロックがされている状態なら、板をクルマに掛けてバイクを押して積む作業は、ほぼ不可能。

ボクのバイクが盗まれた時にも使用されたと考えられる、トラックの荷台にミニクレーンが付いているユニックか、リフト付きの運搬車がないと、短時間で積む事はできない。

しかも車重が250kg以上もあるのだから、複数人いなくてはバイクは動かせないし、ましてやブラックバードのような大型のスポーツバイクを盗んだところで、だれもが気軽に乗れるバイクではない。


警察が言う”少年の犯行” ではなく、「複数人のプロによる犯行だ!」 と思うのは、ブラックバードのオーナーもそう思うだろうし、ボクもそう思う。 バイクの扱いに慣れたバイク屋でさえも、「準備や道具が必要だし、少なくても少年の犯行ではない!」と断言できると言うのだ。


その日の夜、パトロールの為に番組スタッフと合流し、直ぐにこの一件を伝えた。

「惜しいなー。ニアミスでしたかー。その現場を押さえたかったですねー。でも確実にバイク盗難が頻発しているって事ですねー!」とディレクター。

ディレクターは、”TV的な画” がニアミスで取り損ねたコトを悔しがっていましたが、ボク的には、
「ボクが住む同じエリアで、こんなにも連続してバイク盗難がある事実」に驚き、しかもそれが昨晩だった事、ニアミスで未然に防ぐことが出来なかった悔しさ、もう少し広範囲にパトロールしていれば、犯人と遭遇できたかも知れない…という悔しい気持ちで一杯だった。

因みにこのブラックバードは、盗難バイク保険に入っていたので、後日同型の新車が納車されたそうです。オーナーさんとしては、解決したのかも知れませんが、3台も盗まれたままのボクは、これもなんだか複雑な気持ち。

盗まれたままでは犯人が許せないし、バイク窃盗団の実態を暴いて、芋づる式に検挙したい! と強く思うようになったのが、このブラックバードの盗難事件でした。


でもその晩のパトロールでは、昨夜の怪しい人物がいた事がまるで嘘のように、怪しい人影は一切見かけませんでした…。

その後も数日間、深夜のパトロールは続けたものの、特に大きな成果は有りませんでした。


番組スッタッフの別班も稼働して、もっと広範囲に渡ってのパトロールと、外から「バイクが止められている」とわかる民家にも協力を頂いて、番組スタッフが防犯カメラを取り付ける…なども行われました。


同時にボクは、バイクを盗まれた方、ニアミスで盗まれなかった方の情報を収集。沢山の方と電話で話したり、お会いしたりしました。

そしたら、「盗まれてしまった方の共通点」が見えて来たのです……


=次回に続く…=

この記事を書いた人
◇ MC・パーソナリティ・俳優 ◇ 趣味:二輪車・電動バイクの試乗 ◇ 埼玉出身・東京在住 ◇ 環境問題に興味あり
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