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えーーっ! ア二メ「ス一パーカブ」の声優 夜道雪さんも、七瀬彩夏さんもカブ主なの!? 第25回「カフェカブミーティングin青山」を取材したら、ボクもカブが欲しくなりましたー!|by スパ太郎リポート


「カフェカブミーティング in 青山」は、ホンダのバイク、”カブファン”が集うイベント。東京・青山一丁目にあるホンダ本社の「Honda ウエルカムプラザ青山」で、毎年秋に開催されています。「25回目」となる今年は、10月15日(土)-16(日)の2日間で3年ぶりにリアル開催され、ボクは土曜日に行って来ました~。


Photo by:ホンダモーターサイクルジャパン・近藤スパ太郎
Reporter:近藤スパ太郎 Profile Page
所有バイク:ホンダXR BAJA / ヤマハ セロー

今年は規模を縮小して、1日200台、2日間で計400台がエントリー。 カブ主だけじゃなく、見学者も沢山集まりました~。

カブオーナーのことを「カブ主」って言うんですが、カブ主の皆さん、自分のコダワリ仕様で乗っていて、やっぱり「カブ主」って楽しそう。 取材をしていたら、ボクもカブが欲しくなっちゃいました~~!


朝、受付の順番を待つ “カブ主”たちの列。 カブ主はオジサンも多いけど、若い方や女性も多いんです!

こちらも女性カブ主。しかも「CT125・ハンターカブ」。125ccの悪路もガンガン走れちゃう、アップマフラーがカッコいい、オフロード系カブです。

こちらのカブ主は、アウトドア系のアパレルブラントをやっていて、自分のブランドイメージをカブで表現したんだって! アーティスト気質ですね。ブランド→ @grn_outdoor


「あっ、小田ちゃん久しぶり!」 ガールズバンドでベースを弾く ベーシストの 小田満美子さん 。 あれ?色変わってない? と思ったら、茶色にハケ塗りしたんだって!

小田ちゃんの茶色いリトルカブ(奥のバイク)は、シックでお洒落な感じ。元々はお兄さんから譲り受けたカブなんだって!
(手前は、ボクのチベット高山病仲間の小沢さんのカブ)

ナント小田ちゃん。 カブの人気コンテストで4位になって、ホンダのジャケットまで貰っちゃってる! おめでとう。いいなーーー。 えっ、ピンバッチも貰ったの??


こちら、エントリーしたカブ主だけが貰える 2022年カフェカブミーティング の限定記念ピンズ。 かわいいなー、欲しいなーー。

あっ、バッグにしまわれた!


カブってどんなバイク?

カブ は、1958年(昭和33年/東京タワーが完成した年)に登場したホンダの「スーパーカブ」シリーズの通称名。今や世界に名だたるホンダですが、まだ町工場で世界に知られていない時代に、このカブでアメリカに進出して大ヒット。

ホンダの原点でもある小さなバイク「カブ」は、登場から64年経った今でも、当時の基本コンセプトを保ったまま世界中で大人気。各国のニーズやスタイルに合わせてさまざまなバリエーションが存在するんです。

最新車両の「スーパーカブ110」 30万2500円(消費税込み)

1958年 「スーパカブ C100」
スーパーカブシリーズの初号機です。 ねっ、昭和の「三丁目の夕日」の時代の基本の設計は、現代にも受け継がれています。

今ではカラーラインアップも豊富で、オンロードとオフロードの中間的なクロスオーバースタイルもあるんです。

「クロスカブ110」 36万3000円(消費税込み)


過去にはアニメ映画『天気の子』から誕生したカブも…!

「スーパーカブ50/110」 映画『天気の子』ver.(2020年に受注期間終了)

これは 新海誠監督のアニメ映画「天気の子」の劇中で、夏美が 主人公の森嶋帆高を乗せて街中を駆け巡ったカブを、忠実に再現して限定販売されました。


で、こちらは タイで走る通称 ”タイカブ” 「WAVE 125 i」。

見た目(外装)は日本のカブとは大きく違いますが、基本設計やエンジンなど同じカブのものなんです。

こーんな風に世界各国で愛されるカブは2017年に、「スーパーカブ・シリーズ世界生産累計1億台」という、工業製品として脅威の1億台を突破して、記録は現在も更新中……。

つまり、世界で一番売れているバイク、世界で一番身近なバイクが「カブ」なんですよね。


アニメ「スーパーカブ」の声優たちも カブ主!

ステージイベントでは、TVアニメ「スーパーカブ」で、主人公 小熊役を務めた声優の 夜道雪さん、礼子役の七瀬彩夏さん、プロデューサーの伊藤敦さんも登壇しました。

夜道雪さんは元々バイク好きでも知られている声優さんですが、この作品を切っ掛けに、カブ主になったそうです。

七瀬彩夏さんは、これまでバイクには全く縁がなく、興味すらなかったそうですが、バイク好きな礼子を演じ、共演した夜道雪さんの影響もあって、バイクの免許を取得しちゃったそう。

礼子と同じ赤いバイク「CT110(ハンターカブ)」を購入して、ア二メ「ス一パーカブ」の舞台となった山梨県・北杜市まで、初めてロングツーリングをしたそうです。

プロデューサーの伊藤敦さんは、もともとライダーで、カブはおばあちゃんの家にあって、ときどき乗っていた愛着のあるバイクのひとつだそうです。

アニメでは「リアル感」や「カブの音」にも拘って、本物のカブを走らせて音を収録したそうです。


トークショーでは、「スーパーカブシリーズ」の開発責任者代行の、ホンダの瀬川健太郎さんも登壇し、カブの開発秘話も!

新型のカブがディスクブレーキになった理由や、車種によってホイールの軽量化を変えている…などの開発側の工夫や拘りが聞けて、とても面白かったです。


カブ主たちは、こんな風に世界に1台のバイクに乗っていた!

ふるーい ボロボロの「C50」 を旦那さんがフルレストア。ヘッドライトはLEDに変更され、オフロードタイヤを履いてます。 この色、いいなー!


外装のカラーを変更して、レッグシールド(足の風防)の周りが金色にして、クラッシックな感じになった。


ホワイト・ブルー で統一して、さわやかなカブ。


これは「切り株」と「カブ」のコラボレーション?


農業をされている方のカブで、テーマは「収穫祭」だそうです。その奥にはエバンゲリオン仕様のカブも!


リヤBOXには、キャンプ道具やテーブルまで入ってます。 カブでトコトコ旅をする人も多いよね。
SPANGSSに記事を寄せて下さっている 元ホンダ広報マンの高山さんも、今年の夏に、カブで埼玉ー北海道をツーリングした! って言ってました。
高山さんの記事一覧

ホンダの熊本工場で生産される日本製のカブ。地元熊本にちなんで、くまモン仕様のカブもラインナップされているんです。 でもここまでくると、もう、びょうーきですね。 愛を感じます。

こちらはなにやら、こそこそとレストアのポイントを楽しそうに話している、オジサンカブ主たち。 ボクは詳しくないのですが、たぶんこれはカモメハンドル…っていう、けっこう古いタイプのレトロなカブを甦らせた…んだと思います。


開発者の拘りを感じる「ノーマルで乗る!」っていうのが、ボクは好きなんです。でも個性的で世界に1台のカブたちを見ると、こんな乗り方も楽しそうだな! と思いました。

あっ、モリワキの山本さんだ!

写真の「CT125・ハンターカブ」用に作った、ディスクブレーキガード(モンキー125、DAX125にも装着可)と、マフラーを、近くモリワキから販売するんだって!

敢えて鏡面加工してない、2本出しのステンレスマフラー。確かにこれ、カッコいい! 中低速にパワーがある設計になっているそう。

「えっ? 買えって?」。でもまだカブ主じゃないんですよ…。


まだまだある、楽しそうなカブ主たち……

この日、最年長賞のカブ主さん。 現在78歳で、このカブには21年間、12万8000キロも乗ってるんだって! この大先輩ライダーにも、そんな距離を走れるカブのスゴさにもオドロキ!!

最年少賞の、16歳の女子カブ主。 アニメ「スーパーカブ」を観て、カブに憧れて免許を取ったんだって! お父さんと一緒に走ってきた…って聞いて、娘と走れるお父さんも羨ましいです。
うちの娘はバイクに興味ないみたいです(涙!)


じゃんけん大会の景品も沢山あって、カブ主さんたちは大盛り上がり。 カブのタイヤもGet!!


ねっ! カブ主、なんだか楽しそうですよね。
ほんと、色々なカブがあって、十人十色のカブ主の想いが詰まっている。

最近、友人もカブを入手したと聞いて、ボクもカブが欲しいなー! と思った次第です。


【了】

この記事を書いた人
◇ MC・パーソナリティ・俳優 ◇ 趣味:二輪車・電動バイクの試乗 ◇ 埼玉出身・東京在住 ◇ 環境問題パーソナリティ
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