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皮膚科医もお薦め! 肌に優しい「BOODY」のオーガニックバンブー素材のインナー | オーストラリア発・エシカルファッションブランドを体験しました!

取材協力:BOODY JAPAN  / PROSPERE


Reporter:長谷川瑞佳

明治学院大学4年生、ミス明治学院コンテスト2020ファイナリスト、横須賀GEMs project 2021イメージリーダー、ミスキャンパス「キャンパスラボ」メンバー/Cheer! SDGs 学生編集長
趣味:茶道、展覧会巡り
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長谷川瑞佳 「SDGs目線でファッションを取材しました!」シリーズ【第2回】
ファッションが大好きな長谷川瑞佳さん。自信が持てたりポジティブな気分になれるファッションの楽しさをSNSなどで発信しているが、大学の授業でアパレル業界が抱える環境問題や労働問題を学び衝撃を受けた。この問題をもっと勉強してサスティナブルファッションを広め「ファッションで世界を変えたい」という夢ができた。夢の実現に1歩踏み出したシリーズをSPANGSSで展開中!


7月に代官山で ”ネストクリエーションラボ” が主催した「NEST EXHIBITION 2022 SS PRE合同展示会」という、アパレルブランドが集まった合同展示会に行きました。 私にとって人生初の展示会でドキドキワクワクの連続でした!

素敵な服やバッグ、シューズやサンダル、小物アイテムなどなどたくさんの商品や、ブランド担当者の皆様から直接話を伺い、とても貴重な経験になりました。

そのなかでも、「こんな風に、購入しやすいサスティナブルファッションブランドが増えたらいいな…」と 私が注目したブランドを、2つ紹介します。


今回紹介するのは、2012年 にオーストラリア・シドニー東部の美しい海沿いの地で誕生した、サスティナブルブランドの『BOODY(ブーディー)』です。

合同展示会 BOODYのブースにて


BOODYの特徴は「オーガニックバンブーの素材」が使用されていることだそうです。

「服に「竹」が使われている!?」と聞いて、とても驚きましたが、展示されていた商品を手に取ると、とってもなめらかで柔らかく、肌触りも快適そうだったのでとても興味を持ちました。

BOODYの取り組みや製品について、セールスマネージャーの中嶋さんから教えて頂きました。

オーガニックバンブーから作られたウェア


BOODYのブースには、アンダーウェアや、ルームウェア、アクティブウェアも展示されていました。 全ての商品に「オーガニックバンブー素材」を使っているそうです。


竹(バンブー)が服の素材になる……というイメージを持っていなかった私ですが、実は、バンブー素材は高機能で肌に優しいんだそうです。

例えば、「汗を吸う吸湿性」「風通しの良い通気性」、「熱伝導率が高くて暑さや寒さの温度調節が可能」で、1年を通して快適に着用できるのがバンブー素材の特徴になります。さらに「肌触りの良さ」や「抗菌力」もバンブー素材の魅力だそうです。


「バンブー素材はチクチクすることもありません。むしろ肌に優しいことから、皮膚科でBOODY製品を取り扱っているところもあるんですよ!」と中嶋さんが教えてくれました。

皮膚科で推奨している商品だと知って、「本当に肌に優しいんだ!」ととても納得しました。


BOODYのアイテム展開は?

BOODYでは、レディース、メンズだけではなく、ベビー服も展開しています。バンブー素材が肌に優しい証ですね。

敏感肌の赤ちゃんも安心、オーガニックバンブーの竹布から生まれたベビーコレクション「BOODY ベビー」。



レディースでは、アンダーウェアを中心にした「BOODYベーシック」、ルームウェアの「BOODYラウンジ」、ちょっとスポーティでアクティブな「BOODYアクティブ」の3つのコレクションを展開しています。

オーガニックバンブーの竹布を使ったルームウェア「BOODYラウンジ」のアイテム。

ちょとスポーティ。オーガニックバンブー素材のワークアウトウエア「BOODYアクティブ」。


オーガニックバンブーの竹布を使った「BOODYアクティブ」の ウィークエンドジップアップフーディ(¥8,690税込み)。薄すぎず生地もしっかりしています。


またバンブー素材は、100%で使用することは技術的に難しいそうで、ポリウレタンやコットンをブレンドして、アイテムによってそれぞれの素材の特性が活かされた生地になっているそうです。特にBOODYのラウンジシリーズに使用されている「バンブー素材95%、ポリウレタン5%」という竹素材の使用率は、他のメーカーとくらべてかなり高いのだそうです。

素材だけでなく縫製にも配慮されていて、特に肌に直接触れることが多いアンダーウェアは、アイテムによってサイド部は無縫製になっていて、縫い目が無いので肌への刺激が少なく痒くなりにくいそうです。

バンブー素材製品を日常に取り入れやすく

「オーガニック」と聞くと、「環境に優しい」というイメージはありますが、BOODYの「オーガニックバンブー」は、実際にどういうものなのかを聞いてみました。

「バンブー」は、コットンとして使用される「綿花」を育てるよりも環境に優しい素材として注目されているそうです。

竹林は森林よりも多くの二酸化炭素と温室効果ガスを吸収し、森林よりも30%以上も多くの酸素を生み出す植物なんだそう。そして竹は成長がとても早く、栽培する上で必要となる「水の量」が綿花に比べて圧倒的に少量で済むそうです。


BOODYでは人の手で竹に水をあげることはなく、全て自然の降雨で育つそう。水は地球の大事な資源の一つですから、水の使用を抑えられるのは、いいですね!

さらにBOODYのばあいは、人の手を介していない土地を利用して、殺虫剤・化学肥料等を一切使用せず、有機栽培で土壌を汚すことなく竹を育てているそうです。 また生産工程で使用される「水」は、全てリサイクルされ再利用されています。

肌に優しいBOODYのオーガニックバンブーは、地球にとっても優しく育てられているんですね!


環境に優しいだけじゃなく、生産過程の透明性。


最近では、環境に配慮されたさまざまな商品が少しづつ発売され、環境問題への意識は以前よりも高まってきているのではないでしょうか。しかし、アパレル業界が抱える問題は環境問題だけではありません。生産過程においても、配慮する必要があります。

BOODYでは生産過程の透明性を大事にしています。こういったメーカーが取り組む配慮を消費者にも分かりやすく伝えてくれるのが、認証マークです。

BOODYでは様々な認証を取得していますので、少し紹介します。

アパレル製品におけるオーガニック認証の「エコテックス」。


オーガニックバンブー認証の「エコサート」。


工場や生産における安全な労働環境や適正賃金を認証する「WRAP」などなど。

私たち消費者が、このような認証マークを購入する判断基準の一つにすることで、環境問題や労働問題を改善する一歩に繋がるのではないかな? と思いました。



実際に着てみて感じたこと。

私自身も実際に着てみました。
一つは中嶋さんに紹介頂いて、とても気になったBoodyベーシックのタンクトップ [レーヨン79%(原料に竹を使用)、ナイロン15%、ポリウレタン 6% (1980円税込み)]。 

もう一つは、Boodyアクティブのウィメンズ ウィークエンド スウェットショート [レーヨン68%(原料に竹を使用)、綿27%(オーガニックコットン)、ポリウレタン5%(5390円税込み)]。


中嶋さんが仰っていた通り、「肌触りの良さ」は着てすぐに感じました。

特にタンクトップは肌に直接触れるところが多いですが、伸縮性もあり柔らかい素材なので、ずっと着ていたいぐらい気持ちよかったです。夏真っ盛りの暑い日でも快適に過ごすことができましたし、涼しくなってきたこれからでも体温調節をしてくれるので、オールシーズンのインナーとしても役に立ちそうです。

ショートパンツは、コットン100%製品よりもサラサラした生地感でとても肌触りが良く、とってもお気に入りです! 2点とも「購入しやすい価格」という点も、私のような学生にも手に取りやすく、重要なポイントだと思います。


私もそうですが、大学で環境問題や労働問題などの社会問題を学び、自分も何かアクションを起こしたい! と思う学生が増えています。しかし実際には、サスティナブルな商品は、値段が高くて買えないことがよくあるんです。

BOODYのように、手に取りやすい価格帯の商品がもっと増えるといいな! と思います。

私はこの展示会で初めてBOODYのことを知りました。サスティナブルに興味がある人たちには「手に取りやすい商品がある!」 という情報を届けること。 そしてサイティナブルに今は興味がない人たちには、何か興味を持って貰える切っ掛けと、やはり手に取りやすい価格帯の商品作り…が、とても大事なのではないかと思いました。


私の周りの友達にも「オーガニックバンブーを使った、購入しやすくて、着心地が良いアパレルブランドがあるよ!」 と伝えたいと思います。


【了】




この記事を書いた人
ファッションが大好きな新社会人/ファッションが抱える環境問題や労働問題を勉強中。 ミス明治学院コンテスト2020ファイナリスト、横須賀GEMs project 2021イメージリーダー、ミスキャンパス「キャンパスラボ」メンバー/Cheer! SDGs 2021年度学生編集長 などの経歴を持つ。 Instagram:@mizuka.hasegawa
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