Report : hanaka(大妻女子大学3年生)
Photo by:SPANGSS編集部
撮影協力:東急自動車学校
※リポート1回目の記事はコチラ
こんにちは!
大妻女子大学 多摩キャンパスに通うhanakaです。人間関係学・福祉学を勉強中で、文化祭実行委員会のメンバーです。
移動は公共交通機関で十分だし、運転は怖いから「自動車免許は必要ない…」と思っていた都内住みの私です。
ですが気が付けば、高校時代の友人たちも免許を取得していたり、「職業によっては将来必要」と従姉妹からのアドバイス、両親からの「取れ!」的な圧もあり、渋々自動車教習所に通い始めました。
3回シリーズでお届けする、「実録・私の自動車免許取得体験リポート」。
1回目の前回リポートは、
・「自動車免許は要らない!」と思っていた理由や取る事になった理由
・判明した自動車教習所のタイプ
・都内5つの教習所を調べて「東急自動車学校」に通うことになった理由
などを紹介しました。
その記事⇒【コチラ】
自動車教習所を沢山リサーチして選んだのは、提携大学が110校を超え、該当大学生はお得な「東急自動車学校」。 大学キャンパスが多い東京の多摩地区にあり、大妻多摩キャンパスからも近い教習所です。
「第一段階」は、最短「15時限」のはずが5時限もオーバー。
私にはとても長かった、基本操作を学ぶ場内教習が終了し、仮免許を取得して「第二段階・路上教習」になると、ようやく少し ”まともに運転が出来るようになった” という実感と自信が持てる様になりました。
不安だった「怖さ」は殆ど無くなり、免許取得の目標に向かって学ぶ事が楽しい! と、心境にも変化がありました。
リポート2回目の今回は、「”教習開始 ~ 仮免許取得” までの、エンストの連続ドキドキの第一段階」を、振り返りながらお届けします。
そもそもクルマに興味が無く、AT(オートマ)車でも嫌だったのに、父の言い付けで「MT(マニュアル)免許」を目指す事になりました。
教習開始直後は、嫌だ~、面白くない~、と気が重い私。 ですが東急自動車学校は施設がお洒落でとても開放的。 そんな私の心を癒してくれた、東急自動車学校で私のお気に入りの場所「ベスト3!」を紹介します!
① 静かで開放的な1Fエントランス
3Fまで吹き抜けで開放的な空間。窓の外には四輪車の教習も見えます。館内はWiFiがあり、ここは人が少なく静かなので、私は学科の自習をしたり大学の課題も行っています。勉強しない時はスマホ見たり、四輪車の教習見たりして、リラックスしてます。
※校内は撮影禁止ですが、当レポートに当たり撮影許可の協力を頂いています
②2Fのカフェスペース
カフェスペースは奥に自販機があり、飲食も自習もOK。教習時間が空いてしまう時にも長時間いられ、学科の自習や学校の勉強をしている人も多いです。
ファミマ商品も買えるカフェスペース奥の自販機コーナー。パンやおにぎり、スナックなどの軽食、特にドリンクは充実しています。
③ 外が見える2Fの明るい廊下
カフェスペースからロビーへ向かう廊下ですが、ここも開放感があって明るくちょっと一息、癒しの場所です。
と、この様に館内は広々とした空間と、至る所にイスやテーブルがあって居心地が良いです。
※オープンスクールを体験した去年撮影時の教習車はマツダ・アクセラでしたが、今は新車のトヨタ・アクシオに代わっています
教習の初回はガイダンス、適性検査…など。学科をオンラインで受けるための事前説明にも参加しました。
このオンライン学科教習はとても便利で、私が東急に通う事にした決め手の一つ。詳しくは後でお伝えしますね。
適性検査では、運動オンチであることが立証されている様な結果で、両親も私も「全くその通り!」と笑ってしまったり、「えっ?そんな傾向もあるの??」 という診断もあり、自分発見があって面白いです。 友達と一緒に教習したら、盛り上がること間違いなしです!!
■MT車は、ギアチェンジの操作を自分で行う!
速度に合わせてギアを変更するチェンジレバーの操作(上の写真)と、ギアを変更する為のクラッチペダルの操作(写真下の左のペダル)。これらを自分で判断して操作する点が、AT車とは異なります。
私が第一段階で5時限もオーバーしたのは、このMT車の特性と操作を理解できず、苦労した為です。 きっと……。
教習所選びをリサーチした時、MT教習を行っていない教習所もありました。またAT免許取得後に続けてMT免許を取る場合、プラス約9万円が掛かる教習所もありました。
東急自動車学校の場合、AT教習の総費用に、バイト代1日分ぐらいの上乗せでMT免許が取得出きるので、MT免許を持ちたい方は、初めからMT教習で申し込むのがお得です。 5時限もオーバーした私が言うのもなんですが、MT車に慣れてしまえば運転が難しいとは思わなくなりますから(笑)。
■1・2時限目:模擬運転教習
実車前の模擬運転教習からエンストとパニックの連続!
実車の前に、2時限続けて受ける模擬運転教習。MTコースの場合は、いきなり「チェンジレバー」や「クラッチペダル」を操作するMT仕様でスタートします。
説明ガイダンスが流れて、やってみましょう! となるのですが、「エンストしました」画面の連続。
『エンストっていったい何なんだ?』
『よくわからないことばかり…』
と、2時限連続の授業は、緊張とパニックのまま終わりました。
帰宅して父に話すと「へぇ、エンストするって事はエンジン音がするの?」と聞かれ、『してたかなぁ?』 と全く覚えていない私…。因みに父の時も模擬運転教習で変速操作がよくわからず、エンストばかり。 模擬運転教習でオーバーしたと笑っていました。
『私が下手なのは私のせいじゃない、親譲りなのだ!』と、少し安心しました(笑!)
■3時限目:AT車1
実車の1時限目は、AT車で行います。
初めに、地面に線が引かれた場所に教習車を止めて、運転席から線が見えている場所や、見えない場所(死角)、車両感覚を指導員から説明を受けながら確認をしました。他にも指導員が外に出てクルマの周りに立ち、運転席からは指導員(人や物)が見えない死角がある事も学びました。
『ドライバーから見えない死角って、こんなにもあるのか!』 と初めて知り、自転車の運転や道路を歩いている時にも、ドライバーの死角を意識しなくては危ないな……と感じました。
運転は外周をグルグル回り、車線をはみ出してしまう事も有りましたが、AT車は「チェンジレバー」や「クラッチペダル」の操作が無く、運転の難しさは有りませんでした。
■4時限間:MT車で初教習!
アクセルの踏み加減がつかめず、エンジンが「ブーーーン!!」と唸ってしまって怖い。それと何度もエンジンが止まってしまい、模擬運転教習では意味が分からなかった「エンストってこのことかぁ」と知りました。
他にも『ローってなんだ?』⇒ 暫くして…… あっ、ギヤが1速のことか!(セカンドって言うのにファーストとは言わないんだ) とか、「ここがニュートラルですよ!」とは教えてくれるのですが、『ニュートラルって何のことだろう…』と、初めて聞く用語が多くて戸惑いました。
外周路走行は、AT車ではそこそこ上手くできたつもりでしたが、MT車ではクラッチペダルを踏んでギヤを変える”変速操作”が加わり、4時限目もパニックの連続でした。カーブもどのタイミングでどのくらいハンドルを回せばコースから外れないのか……もまだよくわからず、怖さで一杯でした。
ですが「自分で操作をして走らせている…」という実感が、AT車よりも有りました。
この後の教習は、、、、
5,6時限目もシフト操作が上手くいかず、気持ち的には「もう嫌だ…」。
7時限目は、「外周路の直線でスピードを出せる時は30キロまで加速して、ギヤを3速に上げましょう!」と言われるのですが、スムーズに変速操作が出来ないため、直線が足りなくなって終わってしまう…。
今振り返るとこの頃のエンストの連続、ドキドキやパニックの連続で嫌嫌だったことが、少し懐かしい気がします。
■難関の坂道発進、クランクやS字も攻略!
教習を重ねて行くと、「指導員の指示通りにやれば、課題がクリア出来る!」と大きな不安は無くなり、自分でも少し成長した実感も持てました。運転すること、新しい操作を学ぶことが少し楽しくなってきました。
「坂道発進」では、坂道の途中で止めて「後ろに下がらないの?」と不安でしたが、「アクセルを踏んで、エンジン回転数を目安2000回転まで上げて、半クラッチにする。半クラッチ状態になるとクルマの先が少し持ち上がる(後ろが沈む)から、そこでハンドブレーキを下げるとスムーズに発進するよ!」と教わりました。
なるほど! 言われた通りにやると案外簡単でした!
「クランクやS字」は、縁石に乗り上げてしまう事が多く、ここでもオーバーしてしまいます。 ですが慣れてくると、指導員のアドバイスが身に染みて「なるほどね!」と実感できる様になるから、不思議です。
教えて頂いたコツを少し伝授しますね!
【クランクのコツ】:前輪が曲がり角の縁石の延長線に来た時にハンドルを切り出すとよい。 その時にスピードを落としていないと、ハンドルを切るタイミングを逃してしまう。
【S字のコツ】:内輪差(前輪よりも後輪の方が内側を通る)で後輪が乗り上げてしまうから、外側の前輪を外側の縁石に沿わせるように進むイメージで。
私はオーバーしても追加料金が掛からない、オプションの「安心パック」を付けている。むしろオーバーしても、確実に出来る様になった方が私には有難い。
何度も何度もコツを指導頂いて沢山練習したお陰で、今では断続クラッチを使って速度調整もできる様になりました。
上の2冊が学科教習用の教材、下の2冊は技能教習用の教材です。
左下の「HAND BOOK」は、東急自動車学校の教習コース図が載っている技能教習用のオリジナル教材で、時限毎の教習内容、ポイントやコツが予習・復習できてとても便利です。
それと、教習所を決める際にリサーチした都内5校の中で、「オンライン学科教習」が出来るのは、東急自動車学校だけでした。
対面で学科を受講する場合は、学校が定めた時間割に合わせて通う必要があるのですが、「オンライン学科教習」は自宅や環境が整う場所で、9:00~23:59の間であれば、いつでもPCやスマホで受講出来るのはとても有難いです。
学科は全部で26時限あり、17時限分をオンラインでオンデマンド受講できます。
★オンライン学科教習メリット
・自分のタイミングで受けられる
・学科を受けるためだけに教習所に行かなくて良い
・何度も復習視聴することが出来る
・画面が見やすい(対面授業だと前の人の位置によってモニターが見え難い時もある)
ですが、カメラをONにして適切な受講環境であること、飲食しながらや背景に誰かが映りこんではダメ、など幾つか注意点も有ります。事前のガイダンスで詳しく説明してくれます。
■仮免許学科試験の勉強法
第一段階が後半になると、学科も仮免許試験の対策に取り組みます。この頃になると、家族で出かける車中が以前よりも少し楽しくなりました。
以前は道路標識なんて目に入らなかったのですが、「あっ勉強したやつだ!」と標識の意味がわかり、父からの「今の標識の意味は?」の質問にも的確に答えられるようになりました。
学科試験の勉強法は、テキスト問題集(緑の本)と、東急では”ネットの問題集” もあります。
■テキストの問題集
・紙ならではのやりやすさがある
・項目ごとの問題が見開きでまとめられている
■ネットの問題集
・スマホやPCでできる
・問題の数が多い
・項目別に正答率を出してくれるから苦手がわかりやすい
・全ての問題に解説がある
・実際の出題数と同じ模擬試験が複数ある
・手元に学科教本が無くてもネット上で読める
・設問の答えを説明しているページがすぐに読める
学科試験対策は、私は先にテキストをやり、ネットで何度も反復学習をしました。
東急自動車学校の自習室には、在校生なら誰でも使用可能なPCがあり、自分で学科試験の対策ができます。指導員がいるので、オンライン教習やネットの問題集で不明点があった場合でも、いつでも直接質問して、教えて貰う事が出来るのも良い点です。
第一段階後半になっても、技能教習の方は相変わらずちょっと苦手で、規程よりも3時限オーバーした18時限目修了時のエピソードです。
「もう仮免許試験を受けても良いかどうかを判断する”みきわめ”の時期なんだけど…。ショックかも知れないけどもう少し乗ってから”みきわめ”に進もうか!」と、指導員から言われました。
いやいや。ショックどころか、私はまだまだ運転の自信が無く、むしろオーバーした方が有難いのです。
先程も書いた様に、私はオプションの「安心パック」に入っている。技能教習を何時間オーバーしても、追加料金や技能検定再受験料が掛かりません。
『はい、わかりました!」と指導員に笑顔で回答。
確実に運転技術が身に付くまで受講できる「安心パック」は、ホント付けて良かった。私にはとても心強かったです。むしろ「これだけやったから大丈夫!」という自信にもなりました。
結局5時限オーバーしましたが、修了検定(仮免許の実技試験)は1回で合格!!
仮免許学科試験も一発合格して、こんな私でも一般道を運転できる「仮免許を取得」できました! (やったーーー!!)
まだ免許取得していないのに、達成感MAX!!
今回この体験リポート記事を書くに当たり、当時密かに日記に書いていた教習内容と感想を振り返ってみると、こんな事で苦労していたんだな…と、今では懐かしく感じます。
東急に通って良かったことを、リストアップしてみました。
・大学から近く、空きコマの時に行ける
・送迎バスのルートや停留所が多い
・送迎バスのルート上であれば、停留所ではなくても手を挙げて途中乗車可能で、途中下車も可能
(※大妻生は守衛さんがいる門での乗り降りが便利)
・学科を家でも受けられるオンライン学科教習がとても有難い
・教習が始まってからでもオプションを付けられてお財布に優しい
東急自動車学校には「指導員の指名制度」も有るのですが、私は利用した事がありません。配車手続き(技能教習を受ける直前の出欠確認)時に画面で先生を選べるので、私は必要ありませんでした。
第二段階の場内教習で習う「方向転換」と「縦列駐車」は難しい!と友達は言うのですが、オーバーしても大丈夫な安心感と、「指導員の指示通りにやれば、私にでも出来る!」と思える様になったため、東急自動車学校を選んでよかったかな…と感じています。
東急に通える圏内の方は、無料の「オープンスクール体験」を事前に参加する ことを、強くお薦めします! 技能教習予約枠が「2時間もプラス」になりますからね!
それと、東急自動車学校には託児室も併設されています。
『私、保育士資格試験を独学で勉強中なんです』と伝えたら、「頑張ってね!」「わからない事あったら聞きに来ていいのよ!」と歓迎して下さいました。
【続く…】
■第1回のリポートはコチラ
https://spangss.com/archives/4170
・自動車免許は要らない! と思っていた理由
・取る事になった理由
・判明した自動車教習所のタイプ
・都内5つの教習所を調べて「東急自動車学校」に通うことになった理由
■私が通う東京多摩地区の「東急自動車学校」
https://www.109n.jp/