話題の絵本「わるーい！オオカミの子」(作:むらかみさき)が、ナレーション＆キャラクターボイス付きで絵本動画化！| YouTube 絵本動画「えほんわーるど」作品紹介－７

YouTube 絵本動画「えほんわーるど」作品紹介－7
日本の昔話や外国の童話、創作絵本など、さまざまな絵本動画作品を公開するYouTubeチャンネル「えほんわーるど」。プロのクリエーターやアーティスト、大学生や社会人など多くの制作陣から協力を得て映像作品を意欲的に制作している。
今回は今話題の絵本で「えほんわーるど」でも動画公開中、絵本作家・むらかみさき による作品「わるーい！オオカミの子」を紹介します。

Report：「えほんわーるど」主宰／斎藤達章
中央大学 商学部経営学科4年生。中央大学公認部会「児童文学研究会イーハトーヴ」前会長。2022年4月に YouTubeで絵本動画作品を配信する「えほんわーるど」チャンネル をOPEN。好きな児童文学作品はハリー・ポッター(中世ヨーロッパのあの世界観が大好き！)。

YouTubeチャンネル「えほんわーるど」の一丁目一番地は、やはり絵本。 これまでも「アニメーション作品」や「伝記作品」なども取り上げてきましたが、もともとは わたくし斎藤が所属する「中央大学児童文学研究会イーハトーヴ」の活動を発展させていくツールの一つとして編み出されたのがYouTubeでの活動でした。

今回は初心に立ち返って、絵本作家の ”むらかみさき”さん にお声がけし、むらかみさん原作の「わるーい！オオカミの子」を、絵本読み聞かせ動画としてYouTube公開する貴重な機会をいただきました。

むらかみさんは、もともとイラストレーターとして活動している方で、2020年9月に幻冬舎から「わるーい！オオカミの子」初版1,000部を出版して絵本作家デビューしました。

実はこの作品は、「病気と闘う子どもたちを応援したい」という、むらかみさんの熱意から企画されたもので、初版1,000部の収益の全てが「かながわ県立病院小児医療基金」に寄付されました。そんな素晴らしい活動をされている むらかみさんに、インタビューをさせて頂きました！

――――まずはじめに、これまでの活動について紹介いただけますか？

むらかみさき：はい。 京都市立芸術大学を卒業後、これまでデザイナー、イラストレーター、アートディレクターなどを10年以上、国内外の企業で経験を重ねてきました。絵本作家としては2020年に『わるーい！オオカミの子』でデビューしたばかりの新人作家です。

――――「わるーい！オオカミの子」の制作に至った背景や、絵本に込めたメッセージがあれば教えてください。

むらかみ：息子を妊娠中に描いた作品です。主人がカナダ人ですので、これから産まれてくる子がハーフであることが分かっていました。昔と比べると差別や偏見が少なくなってきたとはいえ、この先、この子にしか分からない苦労があるかもしれない…。そう考えた時に「あなたは、あなたらしく生きていっていいんだよ」という親からのメッセージを込めた作品を、絵本として残したいと考えました。
オオカミは昔から童話の中で ”悪者” として描かれ続けてきた動物です。そんなオオカミだからこそ、悪くなりきれない ”優しい心のオオカミの子”の成長物語を描きました。息子だけでなく読者の皆様が「自分らしくあることの大切さ」を感じ取って頂けたら嬉しいです。

――――えほんわーるどが制作した動画をご覧になり、いかがでしたか？

むらかみ：絵本に登場するキャラクターそれぞれに、別の声優さんを割り当てて下さったので、演劇を観ているような温かい気持ちになりました。特にオオカミの子が お母さんの優しさに包まれるシーンが素敵でした！ こんなに豪華に作ってくださり感謝の気持ちでいっぱいです。

――――今後の展望などありましたらお願いします。

むらかみ：お陰様で現在「わるーい！オオカミの子」のハードカバー版の売り切れ状態が続いておりますが、今年は再販に向けて動き出せそうです。また、他にも色々とプロジェクトを予定しており、2023年は絵本作家としてこれまで以上に、盛り沢山な一年になるかと思いますので、引き続き応援して頂けると嬉しいです。


むらかみさきさん、素敵なお話をありがとうございました！


現在、書籍「わるーい！オオカミの子」は、Amazonにてペーパーバック版が販売されております。興味のある方はぜひ、お子様に読み聞かせをしてあげてください♪

■書籍「わるーい！オオカミの子」ペーパーバック版
【子育て絵本大賞受賞作品】
自分らしさを見つけるオオカミの子の成長物語。
Amazonより再販中！



さて、絵本動画作品に参加した、声優の皆さんからもコメントを頂きましたので、紹介します！

■ナレーション：穂積知佳さん／声優
出版されている絵本作品を正式に収録できる機会はそうそうないので、お話をいただいた時はとても楽しみでした。個人的に クェンティン・ブレイク(注：イギリスの児童文学作家でイラストレーター。2002年に国際アンデルセン賞を受賞している)を彷彿とさせる絵柄が嬉しいですね。動画作品をきっかけに、多くの人に是非実際の本も手に取ってもらえるといいなと思います。

PS,
穂積さんは、ご自身のブログ でも「わるーい！オオカミの子」をご紹介いただきました！ ぜひこちらも読んでみてくださいね♪

■オオカミの子ども役：霜月岳さん／声優
こんにちは！「わるーい！オオカミの子」の、オオカミの子ども役を演じました！「わるーい！オオカミの子」は、子どもが自分の道を見つける、はじめの一歩の作品かなと思いました！ぜひ動画をご覧ください！

■ママ役：友住吉良さん／声優
オオカミのママ役で出演させていただきました、友住吉良(ともすみきら)と申します。大変見応え聴き応えのある、素敵な作品に参加できて光栄です。是非、親子で楽しんでお聴きください。そして何かしら感じてもらえたら嬉しいですね。

■青い鳥役：遠藤まりえさん／声優
青い鳥役で出演させていただきました、遠藤まりえです。可愛らしくあたたかなイラストにのせて、素敵な世界をご一緒できたこと、とても嬉しく思います！ ぜひご家族で聴いて、観ていただきたい作品です。

■赤い魚役：長尾騎正さん／声優
この作品は、子供たちに親の背中を追うだけが人生じゃないよ！ と教えてくれる作品であり、大人になって読むと、狭い範囲の景色だけじゃ見れないものがある。そして ”どんな失敗も許せる心” を 学ばせてくれる作品だと思います。ぜひ親子でご覧くださいね！

■動物の子ども1役：Kooさん／中央大学児童文学研究会イーハトーヴ
一言でまとめるなら、オオカミから命からがら逃げようとする「魂の悲鳴」。わずか2秒の音声に込めました。

■動物の子ども2役：Y.Oさん／中央大学児童文学研究会イーハトーヴ
地声と音域が違うシーンを担当し、高い声を出すのが結構大変でしたが、面白かったです。しっかり心をこめたつもりです。


声優の皆さま、ありがとうございます。


多くの方の協力によって完成した「わるーい！オオカミの子」の、BGM付き 絵本読み聞かせ動画。
ぜひご覧ください！

■YouTubeチャンネル「えほんわーるど」で公開中！
むらかみさき・原作「わるーい！オオカミの子」

■他にもたくさんある、YouTube 絵本動画「えほんわーるど」の作品紹介や、制作のエピソードを紹介しています。
↓↓
https://spangss.com/archives/tag/ehonworld