埼玉県の片隅 の家庭菜園からお届け
Reporter:高山正之/1955年山形県生まれ
2020年7月に46年務めた本田技研工業(二輪車広報マン)を65歳で退社。家庭菜園の高山農園主。時々物書き。
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今年は、桜の開花が例年よりも10日ほど早かったため、野菜苗も早めの 4月18日に植え付けました。その後に最低気温が10度を下回る日が続いたため、成長は止まってしまいました。
5月に入ってようやく成長が見られます。やはりこの地方(埼玉県の片隅)では、植え付け時期は4月下旬が間違いないようです。
野菜の成長を上回るペースで ”雑草” も伸びていきますから、これからの畑仕事は、野菜の世話が2割、雑草取りが8割の配分になります。
それではゴールデンウイーク中の畑の様子を紹介します。
「きゅうり」は4株植えました。 ツルが出てくるまでは、虫から守るためにネットをかぶせます。ある程度大きくなると、虫に食われてもびくともしませんが、この時期は過保護にしています。
「万願寺とうがらし」か、「ピーマン」です。 購入したときはポットの色が違っていたのですが、植え付けると区別がつきません。 成長すると一目瞭然ですから、あまり気にしていません。
「トマト苗」。 大玉が3株、中玉が2株です。畝沿いの枝は、梅を剪定したものです。 近所の犬が畑を散歩するときに避けて通るようにしています。(この畑で遊ぶのがとても好きなんです)
「サニーレタス」です。4月3日に種を直播き(じかまき)しました。低温が続いたため、発芽も遅れました。これから挽回して欲しい。
手前の1本は、こぼれ種から発芽した「青紫蘇」です。このまま大きくなりそうです。
こちらも4月3日に種を直まきした「トウモロコシ」です。そろそろ間引きの時期です。
高山農園は段々畑になっています。 下の部分を見下ろした写真です。
前回紹介した新たに開墾した左側には、種から育った小さな ”サニーレタス” が見えます。 ネットをかぶせているのは ”枝豆”と ”きゅうり”。その手前に ”トマト”を植えています。
右側には高さ150センチほどの ”夏みかんの木” があります。そして手前が ”絹さや” です。
3月の記事 でも紹介した昨年10月下旬に種をまいた「絹さやえんどう」ですが、上手く成長してくれません。何かの病気にかかったようです。
近所の畑を見ても、半分が上手く成長し、半分がこのように成長がまばらになっています。 成長期に強風が続きましたので、その影響もあるかもしれません。
例年に比べると、10日くらい早い収穫です。
※注意:虫がニガテな方は、”次の写真をスルー”してください※
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収穫の時には、必ずこの ”幼虫” がいるのです。
”絹さやが実ったえんどう豆” にそっくりで、間違って摘んでしまうことがあるので要注意です。ネットで調べると、アヤモクメキリガの幼虫とのことです。「絹さや」が大好きなんだろうなぁ。
今年で3回目の収穫です。例年の1/4程度の収穫量になると思います。我が家の豆ごはんは絶品なのですが、今年はみそ汁とスパゲッティで無くなるかもしれません。 また来年に期待です。
「にんにく」を試しに3本収穫しましたが、少し早いようです。まずは軒下で乾燥です。 一週間後には、軒下にずらっと並ぶ計画です。
「夏みかん」の花が咲いてきました。虫が大好きな柑橘系は、これから対策を考えないとなりません。
この写真は、3月の記事 で紹介した、今年の2月の「夏みかん」の様子です。
今年は ”8個の実” が大きく育ちましたが、2個が自然落下。 中がスカスカで異常に軽かったため、 昨年より少し早い4月中旬に収穫しました。
やはり収穫した物も、ご覧のように上手く実ってくれませんでした。小さい樹に適正以上の実がついたせいかもしれません。
今年は、”肥料のタイミング” や、”実の数量” などにも注意していかなければ。
「柚子」も、つぼみをつけ始めています。毎年蜂が巣をつくるので、蜂が嫌がる対策を考えています。
これは「ラズベリー」の木ですが、花が終わりかけています。6月には赤い実をつけます。
楽しみがひとつ増えました!
ゴールデンウイークが終わって6月に入ると、いよいよ ”雑草の最盛期” になります。 収穫できる作物も増えますが、秋までは ”おいしいものを食べるため” に、”雑草たち” と ”蚊” との激しい戦いになります。
連載「高山農園日誌 ~おいしいものが食べたい~」
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