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スパ太郎の盗難バイク奪還記。(第4回) ”深夜のパトロ―ル、怪しい人物がバイクのシートをめくった!”

都内で盗まれ、タイで発見されて取り戻したXR-BAJAで、日本縦断ラリーに参加しました!

Reporter:近藤スパ太郎
趣味:オフロードバイク/自転車/電動バイクの試乗
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【実録・近藤スパ太郎の盗難バイク奪還記!】東京で盗まれたボクのバイクがタイで発見された!! 過去記事 ⇒第1章)(第2章)(第3章からご覧ください


深夜のパトロールで怪しい人物発見! 番組スタッフも合流!!


盗難被害2回目の晩、犯人がまだ近くにいるんじゃないか…という悔しい思いもあり、一人で歩いて家の近所(井の頭通りと下北沢駅の間)のパトロールを決行しました。

終電が終わって、歩く人も殆どいなくなった深夜2時半過ぎ。怪しい行動をする人物を見かける。

原付スクーター を集合住宅の前に止めて歩いて敷地内に入って行く。 暫くして戻ってくると、スクーターの前カゴに入れてあるクリップボードを取り出してメモをして、きょろきょろしながら走り出す。また直ぐに停止して集合住宅の敷地に入って行く。

「ナニしてるんだろう? 新聞配達ではないし…」。

とても手慣れた様子で、何かをリサーチしている…様である。 ボクは歩きなので、小走りでスクーターを追いかけつつ、遠目から様子を観察する。

怪しい人物の行動は、建物やポストに行くのではなく、停めてあるバイクを物色している様に見えるのだ。 その時・・・

「あっ!」バイクのシートをめくった!

その人物がまた違う敷地内に入った瞬間、ボクはスクターに走り寄った。 千葉県内登録のピンクナンバー(原付二種)だ。 カゴのクリップボードをチラ見するが、暗くて良く見えない。

その人物が戻ってきてボクとすれ違う。 フルフェイスヘルメットで相手の顔は見えない…。 向こうはボクをしげしげと見る。


翌日、プロデューサーから「今日はディクターの都合が合わず明日になった」という連絡があった。ボクからは「夜中に停めているバイクの情報を収集しているんじゃないかと思うんです」と昨夜の偵察状況を伝えた。

翌日は、違う怪しい人物を目撃!!

次の日の夜からボクの深夜のパトロールに、ディレクターとカメラマン、ADが付いた! 「ちょっと大所帯だな…」。しかも静かな住宅街を歩くボクの後ろから、ディーゼルエンジンの白いハイエースでノロノロ追いかけてくるのだ。

暫くしてたまりかねたボクは、「スミマセン。ちょっと…、ボクらが怪しくないですか? なんか目立ってますよ!」と、ディレクターに伝える。

しかし、肩に担ぐ大きなTV用カメラで撮るには、クルマの中からでないと逆に目立ってしまうと言うのだ。(当時はコンパクトな業務用デジタルビデオカメラがまだ出始めた頃で、ベータカムと呼ばれるアナログの大きなTV用カメラ主流でした) 

仕方なくボクがハイエースに乗り、住宅街をゆっくり走りながら皆で目を配らせる。「こうしてみると、けっこうバイクって、路上駐輪されているんですね」とディレクター。


一昨日と同じ、住宅街に人の気配が無くなった2時半過ぎのコトだ。「あっ!あの車、怪しくないですか!?」と、ボクが指差す”幌付きの軽トラ”に皆が注目する。

超低速で住宅街を走り、時々運転席から降りてアパートやマンション、垣根がない戸建の敷地内に入って行き、暫くすると戻って何かメモをしている。また走り出して直ぐに軽トラを止めてまた敷地内に入って行くのだ。

助手席には人はいなく運転手1人の様だ。

やっぱりバイクを物色している!!

気がつかれないように様子を見守り、オジサンが入った敷地を見ると、「バイクが有りますね!」とディレクター。 次の敷地内にもバイクが! バイクに関して調べ物をしているのは間違いない。

「昨日はスクーターで同じ様な行動をする、怪しい人物がいたんですよ!」とボクが皆に伝える。

オジサンが大きなマンションの敷地に入って行き、姿が見えなくなったタイミングで、ボクとディレクター、ADが軽トラに駆け寄った!(カメラマンは目立つのでハイエース)

「八王子ナンバー。地元の車じゃないですね!」。 ダッシュボードには、ココ世田谷区の使いこまれた住宅地図のコピーがあり、メモが沢山書き込まれているが、文字は乱雑で読めない。

幌の間から見える荷台には、長い板が積んである。「コレ、バイクを荷台に積むための「ラダー」だと思いますよ」とボク。
 
ADが幌の荷台の中をペンライトで照らすと、荷台にはオイルで汚れたニジミや、汚れたスパナ、レンチ、バール、バイクの?と思えるようなネジやワッシャーも落ちていた。 どうやら日常的に、この軽トラでバイクを運んでいるのかも知れない。

「ライト消せ消せ!」とディレクター。「この汚れ、バイクのオイルですよ!」とボクはディレクターに伝える。その後もこの”怪しい軽トラ”は住宅街をウロウロ。

「あっ!」と車内で一斉に声が上がった。
路上駐車のバイクのシートカバーを、大きくめくった瞬間を全員が目撃した! 

「撮ってます?」とディレクター。「カメラ回ってますよ!  今撮ってます!」とカメラマン。トコロがバイクを盗むようなそぶりは無く、軽トラはまた走り出した。

他の場所行動も、バイクを物色しているのは間違いなさそう… なのだが、でもバイク本体を触る事もなく、盗難もしない…。

新聞配達のバイクが走り出す時間になると、甲州街道に出て下り方面に立ち去って行った…。かなり怪しいけど、コレだけじゃぁ犯人とは言い切れない。


ディレクター:スパ太郎さんはどう思います?

スパ:バイク屋のトラックならあまり幌は付けないですよね。幌があると積み下ろし作業しにくいですし。昨夜のスクーターも同じ行動をしているし、やっぱりバイクを下見しているんじゃないかと思いますね…。

カメラマン:暗いから近づいて撮らないと映像的にはキツイよ!(当時のアナログカメラでは暗い場所では良く撮れないのです)

ディレクター:怪しいには怪しいですけどね。犯行に及ぶ決定的瞬間や、何か証拠が撮れないと番組的には正立しないです。実際に犯行の現場に立ちあわせた時に我々がどう行動するのかも含め、どう取材するのが良いか検討します。とりあえず明日も夜11時に集合しましよう!


そして翌日の昼間、近所のバイク屋から電話が入った。昨日納車したばかりのお客が、夜にバイクを盗まれたと言うのだ! しかもその場所はボクらがパトロールをしていた場所の直ぐ近くだ!

そんな近くで犯行が行われたのか!  ニアミスじゃないか!!
やっぱりバイク窃盗犯は近くにいて、今も身近で盗まれているんだ…と確信しました。


=次回に続く…=
続きの「(第5回) ”「ブラックバード」の窃盗の現場を、ニアミス逃してしまったか…!?”」 はコチラ

この記事を書いた人
◇ MC・パーソナリティ・俳優 ◇ 趣味:二輪車・電動バイクの試乗 ◇ 埼玉出身・東京在住 ◇ 環境問題に興味あり
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