埼玉県の片隅 の家庭菜園からお届け
Reporter:高山正之/1955年山形県生まれ
2020年7月に46年務めた本田技研工業(二輪車広報マン)を65歳で退社。家庭菜園の高山農園主。時々物書き。
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無農薬の畑は、毎年雑草との格闘です。今年の夏は雨が続きその後の酷暑で雑草は我が物顔で伸びていきます。
雑草といっても、畑に生える植物ですからすべてが有害だとは思っていません。適当に雑草があるおかげで朝露が降りて野菜に良い影響を与えていると思います。
7月に刈り取った道路沿いの雑草だけでも20kgほどありました。3週間ごとにこのくらいの量を刈り取っています。畑は通学路に面していますから、安心面でも気を使う必要があります。壁の右手が畑になっています。
過去の雑草取りで何回か熱中症になったため、天気を見て慎重に行うようになりました。ねらい目は、朝露がある6時ころから8時の間で、翌日から長雨が続くようであれば最高です。自分の都合よりも、天気と畑の都合に合わせるのが理想ですね。
8月のお盆、絶好の”雑草取り日和”に恵まれました。
朝露が降りた膝丈くらいの雑草です。広さは3畝程度ですが、取り甲斐があります。奥の方には「トマト」が見えます。
私はもっぱら鍬で、根っこ近くから刈り取っています。
畝の雑草は、軽く耕して根っこから取り除きます。これで50kgほどはあります。
畑への入り口、道路から段々畑に通じている階段です。近所の人たちも使っていますから、ここの整備も私の担当。
畑の通路と、畑の一部の雑草だけでもこんな量になりました。スクーター(ホンダ・リード)と比べて見ると量が分かると思います。
雑草の処分は、農園会の有志が確保してくれた近くの捨て場所に運びます。 最後に箒で清掃してすっきりしました。 2時間の重い朝仕事でした。
段々畑の斜面や通路に生える雑草が8割を占めていますが、農園は景観も大切ですから、9月までこの作業は続きます。
こちらは雑草取りの相棒、蚊取り線香のホルダーです。 右は20年も使ったので新品にしました。腰にぶら下げて使っています。線香は安物だと蚊を撃退できませんので、やはり”金鳥”ブランドがいいですね。
7月から8月にかけて収穫した夏野菜の一部を紹介させていただきます。
とある朝の収穫です。しし唐やパセリも食卓を彩りました。
生育が順調でなかった「枝豆」は予想外の豊作でした。ゆでて冷凍にしましたから、長く楽しめます。味はgood です。
まあまあの出来だったトウモロコシ。ここ数年は狸の被害にあっていません。狸の嗜好が変わったのかもしれません。
みょうがは8月いっぱい収穫できます。夏には欠かせませんね。
9月には、”秋収穫の野菜の種まき” が始まります。それまでは、熱中症にならないよう雑草取りに精を出して見かけの良い畑を心がけます。
猫も酷暑に対応するのは大変ですから、アルミ製の猫鍋で涼んでもらっています。
我が家の2歳になるチャイ君です。
【つづく】
連載「高山農園日誌 ~おいしいものが食べたい~」
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