埼玉県の片隅 の家庭菜園からお届け
Reporter:高山正之/1955年山形県生まれ
2020年7月に46年務めた本田技研工業(二輪車広報マン)を65歳で退社。家庭菜園の高山農園主。時々物書き。
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毎年春になると ”青紫蘇の苗” を購入しようかどうか迷います。 今年はうまい具合に育ってほしい場所に、こぼれ種で芽が出てきました。
ゴールデンウイークに撮影。上はリーフレタス。下が芽が出てきた “青紫蘇” です。
こぼれ種で育った青紫蘇は、茎も頑丈で大きくなるようです。畑の土とか周りの環境にうまく適合するせいなのかもしれません。
夏場は 紫蘇の ”葉”をいただき、9月下旬になるといよいよ ”実” の収穫です。
花が終わりかけた時が収穫時で、これは収穫の3日前の様子です。 収穫は”穂”を刈り取ります。
※注意:この後、ミツバチやバッタが写真に登場します。 虫がニガテな方は、写真2枚を飛ばして、バケツの写真までスルーして下さい
紫蘇の花には、ミツバチやとても小さな虫たちがやってきます。とても小さな花ですが、美味しい蜜が取れるのでしょう。
もう少しで収穫の写真です。 中央付近にいるのは、ミツバチでしょうか。ぶんぶん飛んできます。
収穫時に撮影したものです。 バッタもやってきます。青紫蘇の”穂” は、15センチから20センチくらいに成長します。
こちらは、近所の日本料理店におすそ分けする ”穂”と、 畑で採れた ”青柚子”です。
刈り取った”穂”には、肉眼では確認できないような、小さな虫がついてきます。 新聞紙の上に並べると、その虫たちが離れていきます。
水で何回か洗った後に水分を取ります。
穂から実を外して、吸水紙に並べていきます。地味な作業です。 半日くらいこの状態で乾燥させます。
水分を取った ”青紫蘇の実”です。美味しそうな色合いです。
我が家では、特別なあく抜きはしていません。
醤油とみりんを5:5の割合で漬けています。冷蔵庫で2日間寝かせると食べごろです。
ごはんと一緒に食べるのが定番ですが、お酒のつまみとか、パスタに添えたり食べ方は多種多様です。
”青紫蘇の実” を食べる習慣がない地域もあるようですが、ベランダなどでも育てられますから、日本のハーブとして身近に置いてみてはいかがでしょうか。
そして我が家の玄関前には、こぼれ種で育った ”青紫蘇”が育ってしまいました。
可愛らしいのでそのままにしていたら、このような状態に。
もちろん、こちらも食卓を賑わしていますよ。
【つづく】
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