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女子高生が映画『新解釈・三國志』を観ても、強烈キャラばかりで中国史の勉強にはならないかも知れない…。

Reporter:近藤スパ太郎
芸名の由来:映画「スーパーの女」に出演した際に、故・伊丹十三監督が命名。
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先ずは映画の予告編ご覧ください。


「この映画は大人たちがお金をかけて、好き勝手にふざけている作品ですから!」とか「本当にばかばかしい映画なんです」とか。

「あまりにも好き勝手にふざけてますから、三國志ファンや、中国が怒るんじゃないかと心配で…」とか。

はたまた福山雅治さんのモノマネをしながら「『洋ちゃんの役かっこいいよ~』としきりに仰って頂いたのですが、私の役はかっこ悪いはずなので、違う映画を観たんじゃないかと心配になっています(笑)」なんていう、映画のオモシロPR名言をされている、主演(劉備役)の大泉洋さん。

大泉さんのトーク術が絶妙で、今度は何を発言するのか…とついつい、映画『新解釈・三國志』の会見映像、インタビュー映像をつい見入ってしまいまう私です。


劉備玄徳を演じる、主演の大泉洋。福田監督作品初参加!  Ⓒ2020映画『新解釈・三國志』製作委員会



「三國志」は、約1800年前頃の中国・後漢の時代を舞台に、魏・呉・蜀の3国が覇権を巡って武力争いをしていた「史実をまとめた書物の名称」です。

「三國志」で語られる逸話の中には、現実味にかける話や、今なお解き明かされていない謎も数多くあるそうで、学者によってもさまざまな ”解釈” がされているそうです。

「※諸説あり」と注釈がされる…アレです。


この映画『新解釈・三國志』は、福田雄一監督の「こういう解釈もあるのでは?」と、これまでの解釈とは全く違う、福田監督オリジナルの「三國志」。 

一般公開よりも一足先に、試写を観て来た私に 高校2年生の私の娘が、「中国史の勉強に映画『新解釈・三國志』を観る!」というので、私は娘を止めました。

なぜなら、福田監督流の新たな「人物解釈」ですから、娯楽で映画を楽しむのなら良いのですが、テスト勉強の参考にするのは、ちょっとどうなのかな…と、思った次第です。。。

まぁでも…、「三國志」で有名な武将たちや、武将を取り巻く人物までもが “新解釈” として、個性的で人間味溢れる人物 となって登場するので、印象が強く、三国志に登場する人物の名前を覚えるのには良いかも知れません!

いやいや、やっぱり映画をそのままテストに活用するのは、やっぱり止めておいた方が良いかも知れません。。。。

事実、マスコミ用に配られた資料の中にも、配役リスト欄には「新解釈キャラクター」と書かれていましたからね。

例えば、大泉さん演じる「劉備玄徳(りゅうびげんとく)」は、乱世の英雄として知られ、喜怒の感情を表にださなかった…と言われていますが、大泉さんの劉備は喜怒の感情を出しまくり。

Ⓒ2020映画『新解釈・三國志』製作委員会



例えば、絶世の美女として伝えられている舞姫の「貂蝉(ちょうせん)」を演じるのは、渡辺直美さん。 なるほど! 確かにそういう解釈もあるのか…と、ちょっと納得する! (詳細は映画で!)

また、優れた武将としても知られる「曹操(そうそう)」を演じる小栗旬さん。完全に福田組に染まってしまっていて、今まで見たコトがない芝居に衝撃を受けました。そして、どこまでがアドリブなんだろうか…と。

さらに、童顔で知られる矢本悠馬さんが、敢えて老将役というのも、福田監督の目ろみが垣間見えます。 実際に、矢本さんが福田監督に「特におじいちゃんに寄せた芝居ってしなくていいんですよね?」と質問したところ「全然しなくていい。いつもの矢本で。」と答えてたそうですから(笑)。

劉備の軍師として活躍した「諸葛孔明(しょかつこうめい)」も、新解釈の登場人物としてはとても面白いのですが、一般的な解釈象とはずいぶん違うので、これをそのまま学校で発表してしまうと、先生も戸惑ってしまうかも知れません。。。

孔明を演じるムロツヨシ。妻の黄夫人(橋本環奈)も強烈なキャラクターで登場!  Ⓒ2020映画『新解釈・三國志』製作委員会



ねっ! チラリとほんの数名の登場人物と配役を紹介しただけでも、「新解釈キャラクター」は強烈ですよね? そう、他にもたくさんの「新解釈キャラクター」達が登場し、そのインパクトが、ハンパないのです!


また、大泉さんが言う「この映画は大人たちが好き勝手にふざけている作品」というのもまんざら嘘ではなく、「監督も俳優達も、現場のスタッフたちも、大笑いしながら撮っているんだろうなぁ…」と撮影現場の雰囲気が伝わって来るシーンも多々あり…。


ですが「ふざけている(?)」のに、どの武将も大義を持って良い国づくりを求めて戦う信念に迫力を感じるのは、福田監督の演出力と、やはり芝居が上手な俳優陣を起用しているからこそ正立する、監督の采配の業といえるでしょう。

主題歌「革命」は、福山雅治さん作詞・作曲!

【主題歌】
福山雅治『革命』
作詞・作曲・編曲:福山雅治
(AMUSE/UNIVERSAL J)

今年で音楽活動30周年を迎え、主題歌を担当した福山雅治さんは、インタビューでこの様に答えています。

「劉備をはじめ、どの登場人物も大義を掲げ、祖国のより良い未来を求めて中華を変えようとする革命家である、と。その時代は武将に限らず、市井の人々も武将へと昇り詰めようと自分なりの「革命」を起こしていた人もいたでしょう。それは、時代を超え現代を生きる我々にも、そして未来を生きる人々にも通ずるのかと。この歌はそんな“自分革命”の歌です。」

三國志の世界観に触発され、いつになく熱い言葉が生まれてきました。とも語っています。


そして私的には、「三國志」の研究者、新解釈・三國志 を講釈する歴史学者・蘇我宗光を演じる西田敏行さんにひき込まれました。延々とカメラに向かってしゃべる一人芝居なのに、その存在感がスゴい!

歴史学者の蘇我宗光先生が、福田雄一監督の世界観である『新解釈・三國志』のこういう新解釈もあるのでは? を代弁しているのですが、まぁでも、蘇我宗光先生が言う『新解釈』も、全くちがう…とは、誰も言い切れないかもしれない。

なにしろ、「※諸説あり」なのですから。。。

「今日から俺は!!」の大ファンである娘は、私の制止は全く耳を貸さず、公開前の今から、友達と映画館で観るのをとても楽しみにしている様です!


★お知らせ★
2020年11月30日まで、「ポスタービジュアルクリエイティブ合戦!!」という、劉備の大泉洋さんの写真を無料開放して、その写真を自由に加工してSNSに投稿しても良い、キャンペーンを開催中!
しかも33名に豪華賞品のプレゼントまであるとか!
既に加工された写真が、#こんな新解釈三國志どうでしょう でTwitter、Instaglamに投稿されていますよ!
福田雄一監督作品ならではの面白いキャンペーンですね!
■面白いキャンペーン情報
映画『新解釈・三國志』
ポスタービジュアルクリエイティブ合戦!!
詳細は公式HPへ


映画『新解釈・三國志』
2020年12月11日(金) 全国東宝系ロードショー
Ⓒ2020映画『新解釈・三國志』製作委員会
配給:東宝
公式HP:https://shinkaishaku-sangokushi.com/

■出演
劉備:大泉洋
周瑜:賀来賢人
黄夫人:橋本環奈
小喬:山本美月
孫権:岡田健史
関羽:橋本さとし
張飛:高橋努
趙雲:岩田剛典
貂蝉:渡辺直美
荀彧:磯村勇斗
黄蓋:矢本悠馬
夏侯惇:阿部進之介
魯粛:半海一晃
孔明:ムロツヨシ
黄巾:山田孝之
呂布:城田優
董卓:佐藤二朗
蘇我宗光(語り部):西田敏行
曹操:小栗旬
ほか
■主題歌:福山雅治「革命」(AMUSE / UNIVERSAL J)
■脚本・監督:福田雄一
■音楽:瀬川英史
■製作スタッフ*プロデューサー:北島直明、松橋真三 製作:沢桂一、市川南、荒木宏幸、菊川雄士、藤本鈴子、森田圭、弓矢政法、松橋真三、伊藤亜由美、田中祐介 エグゼクティブプロデューサー:伊藤響 撮影監督:工藤哲也 アクション監督:田渕景也 撮影:鈴木靖之 美術:高橋努 照明:藤田貴路 録音:柿澤潔 装飾:谷田祥紀 ポスプロプロデューサー:鈴木仁行 編集:臼杵恵理 ホースコーディネーター:辻井啓伺 衣装デザイン:澤田石和寛 衣裳制作指揮:高林健二 ヘアメイクディレクション:宮内宏明 ヘアメイク:谷口小央里 VFXスーパーバイザー:小坂一順 スクリプター:山内薫 助監督:井手上拓哉 制作担当:澤井克一 ラインプロデューサー:鈴木大造 宣伝プロデューサー:林原祥一
■制作プロダクション:クレデウス
■製作:映画「新解釈・三國志」製作委員会(日本テレビ放送網、東宝、アミューズ、読売テレビ放送、バップ、KDDI、ジェイアール東日本企画、クレデウス、クリエイティブオフィスキュー、GYAO、札幌テレビ放送、宮城テレビ放送、静岡第一テレビ、中京テレビ放送、広島テレビ放送、福岡放送)
■製作幹事:日本テレビ放送網
■配給:東宝
Ⓒ2020映画『新解釈・三國志』製作委員会

この記事を書いた人
◇ MC・パーソナリティ・俳優 ◇ 趣味:二輪車・電動バイクの試乗 ◇ 埼玉出身・東京在住 ◇ 環境問題パーソナリティ
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