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話題沸騰中「ゴールデンカムイ」の語源にもなったアイヌの昔話を動画化!「キムンカムイとウェンカムイ」| YouTube 絵本動画「えほんわーるど」作品紹介-4



YouTube 絵本動画「えほんわーるど」作品紹介-
2022年4月にスタートした YouTubeチャンネル「えほんわーるど」は、大学生とプロの声優やイラストレーターがコラボして、さまざまな絵本動画作品を制作していく意欲的なプロジェクト。
今回は ”北海道大学美術部黒百合会” がイラスト制作を手がけた日本の昔話で、えほんわーるどで公開された絵本動画作品の「キムンカムイとウェンカムイ」の制作背景を、少しだけ紹介します。


Report:「えほんわーるど」主宰/斎藤達章
中央大学 商学部経営学科4年生。中央大学公認部会「児童文学研究会イーハトーヴ」代表。2022年4月に YouTubeで絵本動画作品を配信する「えほんわーるど」チャンネル をOPEN。好きな児童文学作品はハリー・ポッター(中世ヨーロッパのあの世界観が大好き!)。


近年、話題沸騰中のコミック『ゴールデンカムイ』。野田サトルさんの作品で、原作は「週刊ヤングジャンプ」(集英社)に連載され コミックス全31巻でシリーズ累計2300万部を突破。TVアニメ化もされ、実写映画化も発表されている大人気作です。

皆さんはすでにお読みになられましたか? わたくし斎藤は中々時間が取れず、まだ目を通せていないのですが、わたくしが所属する「中央大学児童文学研究会イーハトーヴ」の学生たちの中には『ゴールデンカムイ』のファンがチラホラいました。

ですが知らない人もおり「そもそもカムイって何だ?」っていうところから始まり、色々調べてみたところ、アイヌの人々から敬われる「クマの神・キムンカムイ」と、歓迎されざる「悪いクマの神・ウェンカムイ」の、アイヌに伝わる昔話と出会いました。


そんな背景もあり、この昔話をぜひ動画絵本作品にしたい! と、わたくし斎藤が台本を執筆しました。そして、アイヌをテーマにした作品でコラボを実現するのなら、北海道の学生に作品作りに参加して頂くのが一番! とアプローチをし、今回なんと「北海道大学 美術部 黒百合会」に所属する「Teppaleonさん」がイラスト制作を担当してくれることになりました!

聞けば「北海道大学美術部黒百合会」は、創部が1908年 ……って、ええっ!? 戦前…どころか、ナント明治時代 から続く大変歴史のある美術部だったのです。

わたくしが所属する「中央大学児童文学研究会イーハトーヴ」も1977年の創部で、それなりの歴史はあるのですが、「北海道大学美術部黒百合会」の活動の方が遥かに長く、多くの歴史を紡いできたのだろう…と想像できます。

今年2月に、北海道大学札幌キャンパス内にあるファカルティハウス「エンレイソウ」というギャラリーで、「北海道大学美術部黒百合会」の卒業展示を実施したそうです。さすが雪の積もり方が北海道!

こちらはサークルの会室だそうで、まぁどこの大学でも会室が散らかっているのは同じの様で、共感を覚えます。



さて今回、日本の昔話「キムンカムイとウェンカムイ」の動画公開後に、イラストを担当したTeppaleonさんへインタビューを行いました。

―――― イラスト制作にあたって、苦労した箇所や視聴者の皆さんにぜひ見ていただきたい箇所があればお聞かせください。

Teppaleon:それぞれのイラストを通して、一体感を持たせるために全てのイラスト共通の額を作ったことですかね。アイヌの紋様を参考に作成したので、注目していただければと思います。

―――― 完成した動画をご覧になって如何でしたか?

Teppaleon:声優さんによって、イラストに生気が出てきたところがとても良いと思いました。声が入るだけでイメージがガラッと変わったと思います。

―――― 現在、北海道大学美術部黒百合会でご活動されていますが、何がサークルに入るきっかけでしたか?

Teppaleon:もともと絵を描くのが好きだったので、部活動に入って作品の制作活動をしようと思った事がきっかけです。今になって考えてみると絵を好きになったのは、親の影響もあると思います(笑

―――― 北海道大学美術部黒百合会 の具体的な活動や、今後予定している展覧会などあればぜひ教えてください。

Teppaleon:普段は個人個人が自由に作品の制作活動をしています。毎年例年は秋頃に展覧会を開催しており、不定期でコンセプトに合わせた展覧会も開催しています。

―――― 最後に一言お願いします。

Teppaleon:北海道は景色をはじめ、美術につながる題材が多くある場所だと感じています。これからも学業との両立ができるよう精進したいと思います。



また、声の出演にはプロの声優と、中央大学児童文学研究会イーハトーヴの学生の皆さんに協力を頂き、コメントを頂きました。

■ナレーション担当 :鈴木臨之介さん (声優)
今回ナレーションを担当させていただきました。独特な用語もありますがこの動画をきっかけに、アイヌの文化に少しでもご興味持っていただけましたら幸いです。

■アイヌの人々1役:武田直人さん (声優)
アイヌの村のご意見番的?な、おじいさんを担当いたしました。子供向けの作品ですので、シリアス・リアルになりすぎず、コミカルな芝居をという事でバランスを取るのが難しかったです。自分の実家近くは熊の出没スポットでしたので、やはり色々な注意点を教わりました。皆様も出没スポットの山や森に入る際はお気をつけ下さい。

■アイヌの人々2役:江藤黎さん(中央大学児童文学研究会イーハトーヴ)
僕はもともと アイヌ文化にあまり詳しくなかったのですが、脚本を読んでからキムンカムイを知り、キムンカムイが近くなくとも遠くない存在であることに気がつきました。皆さんにもぜひ同じ体験をしていただきたいので、ぜひこの動画絵本作品をご覧いただきたいと思います。

■アイヌの人々3役:れいさん (中央大学児童文学研究会イーハトーヴ)
この台本を読んで、熊は恐ろしい!と思いました。セリフは一言と少なかったですが、その一言に驚いた様子を込めようとすると、とても難しかったです。



■YouTubeチャンネル「えほんわーるど」で公開中、日本の昔話「キムンカムイとウェンカムイ」。
ぜひ最後までご鑑賞いただけますと嬉しいです。



制作協力
■北海道大学美術部黒百合会
HP:https://kryr-artculb.wixsite.com/hokudai-kuroyuri
Twitter:https://twitter.com/kryr1908

■中央大学児童文学研究会イーハトーヴ
Twitter:https://twitter.com/chuo4339



【了】

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